
大学生の夏休みは何をする?充実した時間を過ごすコツを解説
- 公開日
- 2024/8/27
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大学生の夏休みに何をしようかと期待に胸を膨らませる人は多いのではないでしょうか。
この記事では、大学生が夏休みを充実させるためのコツをご紹介します。振り返ったときに「充実した夏休みだった」と感じられるよう、目標をしっかり持ってよい時間を過ごしましょう。
1.大学生の夏休み期間はいつからいつまで?

大学生の夏休み期間はおおむね1ヵ月半から2ヵ月です。7月中旬~8月上旬頃に始まり、9月中旬頃に終了する大学が多いようです。一般的には夏休み前に前期の試験が実施され、終了次第夏休みに入ります。
国公立の大学に通っているか私立の大学に通っているかで期間に違いがあります。国公立は7月中旬から9月下旬、私立は8月初旬から9月中旬までで、国公立大学のほうが夏休み期間が長いケースが多く見受けられます。
2.夏休みを有意義に使おう!おすすめの過ごし方

2ヵ月弱という期間は、長いように感じますが計画的に過ごさなければあっという間に終わってしまいます。ここからは、夏休みを有意義に使いたい人に向けておすすめの過ごし方をご紹介します。
2-1 大学生活の思い出を作る
せっかくの長い休み期間。大学生のうちしか体験できないような思い出を作ってみるのはいかがでしょうか。
旅行に行く
社会人になると大学生のようにまとまった休みを取得するのは難しいため、長期の休みを利用して国内や海外へ旅行してみてもよいでしょう。
旅行先で知らなかった景色や文化に触れたり、現地の人と交流を深めたりすれば視野も広がるはずです。
また、一人暮らしをしている人は帰省して家族や地元の友人と過ごすのもおすすめです。
旅行の計画を立てたり、同行者が行きたいところを可能な限り網羅するにはどうすればよいか考えたりすると、自然と「計画力」や「柔軟性」が育まれます。率先して幹事を担当するのもよいでしょう。
計画力や柔軟性について、詳しく知りたい方はぜひMy CareerStudyの講座をご覧ください。
イベントを楽しむ
大学やアルバイト先の友人とイベントに参加してみるのもおすすめです。
普段一緒に過ごすなかではわからない友人の新しい一面がみえ、より一層仲を深められるかもしれません。
サークル活動や部活動に取り組む
夏休みを利用して、サークルや部活に集中的に取り組むのもよいでしょう。何かに全力で打ち込むことは、それ自体が何にも代えがたい経験となります。
部活動の場合は、同じ目標に向かって練習に取り組む仲間がいるはずです。
またサークルの場合も、夏合宿などを通じてメンバーとの関係をさらに深めることができるかもしれません。合宿の幹事を担当すれば、本番に向けての下見や宿泊先への挨拶、運営会議などがあるため、忙しい日々は続くものの充実した時間を過ごせるでしょう。
こうした経験は、仲間との協調性やコミュニケーション力を育むよいきっかけになります。
アルバイトに取り組む
いつもよりも多めにアルバイトに入ったり、いつもとは違うアルバイトに挑戦したりするのも、夏休みだからこそできる経験です。
例えば、海の家や花火会場、屋形船、プールの監視員などが夏休みならではのアルバイトとして挙げられます。
ボランティアに参加する
ボランティアに参加すると、さまざまな世代の人と交流する機会がもてます。普段は土日しか休みがないという人でも、夏休みであれば平日を活用してボランティアに参加することも可能です。
大学生が参加可能なボランティアの種類は多く、例えばゴミ拾いや障がい者の支援、被災地支援、国際協力系のボランティアなどが挙げられます。社会貢献にも通じる活動なので、今後のあなたの考え方や行動によい影響をもたらしてくれるかもしれません。
運転免許の取得を目指す
夏休みのうちに、合宿形式で運転免許を取得するのもおすすめです。
合宿教習では2週間から3週間程度、自動車学校の近くに宿泊しながら講習を受けて免許取得を目指します。短期間で安く運転免許が取得できるのがメリットで、小旅行気分を味わいながら免許取得のための学習ができます。
2-2 自分の将来やキャリアについて考える
夏休みは、あなた自身の将来やキャリアを考えるうえでもおすすめの期間です。ゆっくりと自身の今後に向き合ってみるのはいかがでしょうか。
高校生活や大学生活を振り返る
高校生活やこれまでの大学生活を振り返り、あなた自身がどのような日々を送ってきたのか、経験を棚卸ししてみましょう。
「高校や大学で、なぜ○○部に入ったのか」「なぜこの大学のこの学部に入学したのか」「物事に取り組むなかで、どういうときにモチベーションが上がったか」「これまでで一番苦しかった挫折はなにか」などを自分自身に問いかけることで、あなた自身の価値観が見えてきます。
また、友人や家族から見た自分がどのような人物かを聞き、自己分析と照らし合わせてみるのもよいでしょう。自分自身が気付いていなかった強みや弱みなど、思わぬ発見があるかもしれません。
自己分析について実践的に取り組みたい場合は、My CareerStudyの以下の講座も参考にしてみましょう。
まずは、自己分析や他己分析の基本的な内容を学んでから実践したいという人は以下の記事をご覧ください。
仕事や職種について調べる
世の中にある仕事や職種について調べてみることも、夏休みの有意義な使い方です。自分が好きなことや大学で学んでいる内容がどのような仕事や職種に活かせるのかを調べてみてもよいでしょう。
My CareerStudyの「社会人基礎力診断MATCH
plus Action」を受講すれば、自己分析や今後の自身のキャリアの方向性に関する情報を収集できます。
また、自己分析の結果をもとに向いている仕事・職種を知る「シゴトスタイル診断」のサービスも提供しています。
さらに、My CareerStudyの講座検索から「#いま気になる仕事」「#シゴトの基礎知識」と検索すると、業界や仕事についての講座が表示されます。仕事や職種を調べる際に何から手をつければよいかわからない人はぜひ参考にしてください。
資格やスキルの習得を目指す
資格やスキルの習得を目指して勉強するのもおすすめです。
大学生でも取得しやすい資格やスキルを以下にまとめましたので、参考にしてみてください。
資格の例 | 概要 | おすすめな学生 |
---|---|---|
TOEIC | 英語能力を測る際の基準となる資格。800点以上だと就職活動でプラス評価となるケースが多い。 | 外資系企業や海外展開を積極的におこなっている日系企業などでグローバルに活躍したい学生。 |
日商簿記検定 | 企業の財務状況が理解できることを証明する資格。3級以上が実務レベルといわれ、経理業務に興味がある人はもちろん、社会人スキルとして身に付けるべき知識の習得が可能。 | 経理業務に興味がある学生、ビジネスパーソンとして分野を問わず活躍したい学生。 |
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト) | WordやExcel、PowerPointといった業務で活用する機会が多いツールを高い水準で使いこなせることを証明する資格。 | 業界や職種を問わずおすすめ。高いドキュメント作成能力が求められる職種を志望する場合は身に付けておくとよい。 |
ITパスポート | 国家資格の一つ。ITに関する基礎知識が習得できる。ビジネスレベルのIT知識を有することの証明になる。 | エンジニア職やIT業界を希望する学生だけでなく、幅広い学生におすすめ。 |
中小企業診断士 | 国家資格の一つ。多面的に企業の経営状況を分析し、課題の抽出や解決策を提案する知識・ノウハウが学べる。 | 顧客と向き合う営業職や、自社のビジネスを推進する企画関連職を志望する学生、コンサルティング業界を希望する学生。 |
スキルの例 | 概要 | おすすめな学生 |
---|---|---|
プログラミング | コンピューターやシステムに指示を与え、有効に活用するためのスキル。 | エンジニア職に就きたい学生、将来的に製品を作りたいと考えている学生。 |
英語力 | ビジネスにおいてグローバルに活躍するためのスキル。 | 国内のみならず海外のビジネスパーソンともやり取りしたいグローバル志向の強い学生。 |
コミュニケーション力 | 考えや情報を適切に相手に伝えて円滑な意思疎通を図るスキル。 | 営業職など、利害がともなう社外関係者と良好な信頼関係を築きながら仕事がしたい学生。 |
自己管理スキル | 目標などを達成するために、スケジュールやタスクを適切に管理し実行できるスキル。 | 業界・職種を問わず、ビジネスパーソンの基礎スキルとしておすすめ。 |
リーダーシップ | 目標達成のために周囲を巻き込んで行動を促すスキル。 | 将来的にマネジメントをしたい学生、独立して経営者になりたい学生。 |
こうした資格やスキルを習得したい場合は、以下の記事も併せて参考にしてみてください。
インターンシップ・仕事体験やオープンカンパニーに参加する
インターンシップ・仕事体験やオープンカンパニーに参加すると、仕事への理解を深められます。
インターンシップ・仕事体験は職業体験を通じて仕事内容の理解を深めるもので、数日間から数ヵ月にわたって実際の仕事を体験します。
一方、オープンカンパニーは企業や大学のキャリアセンターなどが学生に対して開催するイベントで、業界や企業の理解をうながす目的で実施されます。
いずれも現場で働くビジネスパーソンと接点を持ち、仕事のリアルな情報が得られるのが大きなメリットです。あなた自身の今後のキャリアを考えるうえでも有益な情報となるでしょう。
インターンシップ・仕事体験やオープンカンパニーは年間を通じて開催されていますが、大学の夏休み期間は特に多くの企業が実施しています。大学のキャリアセンターや企業のホームページ、就職情報サイトなどを参考に情報を集め、参加してみましょう。
なお、参加できる年次が指定されているケースもあります。条件をよく確認しましょう。
My CareerStudyの以下の講座では、インターンシップ・仕事体験に参加するメリットや効果を高める方法について詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
My CareerStudyのミートアップに参加する
「いきなりインターンシップ・仕事体験やオープンカンパニーに参加するのは緊張する」「普段、知らない社会人と話す経験がないので不安」と感じている人もいるかもしれません。そんな人には、My CareerStudyのミートアップがおすすめです。
My CareerStudyのミートアップは、「学生がカジュアルに社会で働く人の話を聞くことができ、交流できる場」です。
選考がないため誰でも参加でき、短時間のプログラムが多いため空き時間を有効に活用できます。
また、他大学の学生とも接点を持つことができるため交流の幅を広げられる点や、ビジネスパーソンとして活躍している人から直接話を聞いてキャリアの選択肢を増やしたり、視野を広げたりできる点がメリットです。ぜひ参加してみてください。
また、以下の記事・講座ではミートアップについて詳しくご紹介しています。参加する前にまずはミートアップについて詳しく知りたいという人はぜひご覧ください。
短期留学やワーキングホリデーに挑戦する
夏休み限定の短期留学やワーキングホリデーに挑戦して視野を広げたり、英語能力を伸ばしたりするのも、長期休暇だからこそ取り組めることです。
大学主催で短期留学やワーキングホリデーの募集をおこなっているケースも多いため、担当教授に相談してみましょう。
2-3 大学の勉強や研究に取り組む
多くの時間が取れる夏休みこそ、大学生が本来取り組むべき勉学や研究に存分に励めるタイミングです。以下のような方法で時間を有意義に活用してみましょう。
夏期講座に参加する
大学で開催されている夏期講座に参加して学びを深めるのはいかがでしょうか。大学ではさまざまな学部で夏休みに短期集中講座をおこなっているケースがあります。
例えば、教職課程や公務員試験を目指す人向けの講座や、語学講座、学科ごとの専門講座などがあります。なかには夏期講座に出席することで単位が取得できるケースもあります。興味がある講座に積極的に参加してみましょう。
ゼミ実習に参加する
夏休みに実施されるゼミ実習に参加するのもおすすめです。
ゼミ実習は、それぞれのゼミのテーマに沿った学びを合宿形式で深めるものです。
フィールドワーク形式で現地調査をおこなったり、論文を作成するための集中期間にしたり、親睦を深めるために観光などを楽しんだりと、所属するゼミによって内容は異なります。大学の講義室や研究室とは異なる空間で楽しみながら勉強できますし、教授やゼミ生同士の交流も深められるでしょう。
研究活動や卒論執筆に取り組む
大学の授業で興味があるテーマやゼミで学んでいる内容をより深めるために夏休みの期間を活用してみましょう。特に大学4年生の場合は、卒業論文をよりよい内容を仕上げるための執筆期間に充てるのもおすすめです。
3.大学の夏休みを充実させるコツとは?

最後に、夏休みを充実させるためのコツをご紹介します。
3-1 最初にスケジュールを組む
せっかくの長い夏休みも、無計画に過ごしていると何もできずにあっという間に終わってしまうかもしれません。夏休みが始まるまでに全体のスケジュールを組み、計画的に過ごすよう意識してみましょう。
スケジュールを立てる際にはあまり予定を詰め込みすぎず、余裕を持ってプランを設計します。体調を崩してしまったり、突発的に大切な予定が入ったりしても大丈夫なよう、時間やタスクを管理するのがポイントです。
この機会にタイムマネジメントやタスク管理を身に付けたい人は、ぜひ以下の講座も併せてご覧ください。
3-2 夏休み中に達成する目標を立てる
充実した夏休みにするために、夏休み中に達成したい目標を設定するのもおすすめです。
困難な目標である必要はありません。「友人と3回旅行へ行く」、「アルバイトで10万円貯金する」など、夏休みだからこそ取り組めることをあなたなりに考えてみましょう。小さい目標でも、その目標を実現するために行動した事実が、夏休みの充実につながります。
夏休みを活用して自身のキャリアや将来を考えてみたい人は、My CareerStudyのマイロードマップの活用がおすすめです。目標や筋道の立て方がわかるほか、進捗状況も可視化しやすいため、目標達成に向けて効率的に取り組めるでしょう。
3-3 体験・経験したことを記録し、振り返る
夏休みに体験・経験したことをあとから振り返られるように記録しておくと、自己成長を実感できるだけでなく、自分自身の理解が深まり、自己分析にもつながります。やりがいを感じたこと、楽しかったこと、悔しかったことなど、何でも気がついたことを記録してみましょう。
例えば、「旅行先で初めて登山を体験して楽しかった」のであれば、何が楽しかったのか分解してみましょう。「木々に囲まれてリラックスできた」「友達と登頂するという目標に向かって、山を登り続けたプロセスにやりがいを感じた」など、あなた自身が何に楽しみややりがいを感じたのか明確にします。
ここで「気心の知れた友達と同じ目標に向かってコツコツと努力するのが自身のやりがい」といった気付きが得られれば、仕事を選ぶうえでの参考になるかもしれません。実体験での細かな感情の動きはメモを取らないと忘れてしまいがちなので、記録するよう心がけましょう。
その際には、My CareerStudyの経験メモの活用がおすすめです。あなた自身のパーソナリティが明確になり、キャリアデザインを考える際や自己分析に役立ちます。
4.まとめ
勉強するのも、友人と遊ぶのも、将来を考えるのも、夏休みを充実させる大切な要素になります。夏休みをどう過ごしたいか、あなたなりにしっかりと目標を持ってスケジュールを立ててみましょう。小さな目標であっても「達成できた」と実感できるかどうかが大切です。
社会人になると、大学生のように長い自由時間を確保するのは難しくなるものです。今だからこそできることに積極的に取り組んでみましょう。

執筆:My CareerStudy編集部
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