「商品マネージャーの魅力：流行を生み出す現場のリアル」

この記事を書いた人物：: I・静岡企画部

記事テーマ：: シゴト図鑑　～仕事内容・身につくスキル＆必要なスキル～

Q 現在の職業をひとことで表すと？また仕事内容や目標指標を教えてください。

A 様々なジャンルの商品の企画から発売まで携わる商品マネージャー

インダストリアルデザイナーとして、製品の企画～提案、見積、デザインの検討、設計、発売までのスケジュール管理、製品サンプルの確認などを行っています。複数のアイテム群を一つのシリーズ製品として企画したり、仕様の検討から携わったりすることもあります。
主に、製品が売れるためにどうするか、お客様に満足していただくためには何をすべきかを判断・検討・検証しています。現在も様々な分野の製品に携わっていますが、最終的にはより幅広い製品知識を持つデザイナーになることが目標です。

Q この職業で最も楽しいと感じる瞬間と大変な瞬間はいつですか？

A 同僚と商品の流行や改善策等を情報交換する時間は学びが多い

同僚と仕事で話す中で、普通に生活していたら気づかなかったこと、本来知りえなかったことについて詳しい方から情報をいただけたりします。自分自身の成長に繋がりますので、そういった情報交換が楽しいです。
大変なのは、製品を「本当に良いもの」へと近づけるために検討を行っている瞬間です。過去、検討を重ねて仕様を決めた製品を実際に日常の中で使用してみると、予想外の問題点があったことがありました。限られた納期、コストの中でそういった問題点を改善し「良いもの」へブラッシュアップしていくことには能力が求められます。自分自身の判断が製品の良し悪し、売れ行きに大きく影響しますので責任感を持つ必要があり、大変だと感じます。

Q この職業で身につくスキル＆あると良いスキルは何ですか？

A 発売までの納期を意識したスケジュール管理能力が重要

身につくと感じるスキルは、スケジュール管理能力、物の作り方の知識、コスト感覚、売れるものづくりのセンスなどです。
また、必要とされるスキルとして、他者とのコミュニケーション能力や相手の能力を把握するスキルが挙げられます。パッケージのデザインや、実際に製品の設計を詰めていく時は他部署に仕事を依頼する形になります。そのため、相手に負担をかけないスケジュールの組立てや、良好な関係を築く対話力が求められます。相手を尊重しながら自分自身の要求を伝えることができる方は、この職種で良いものづくりができると思います。