細胞培養の研究→プラントの制御設計職を選んだ理由
- この記事を書いた人物:
- K.M・日工株式会社
- 記事テーマ:
- 文系なのに?!理系なのに?!その仕事を選んだ理由
Q 学生時代の専攻と現在の職業を教えてください。
A 学生時代の専攻:生物化学工学 現在の仕事:プラントの制御設計
学生時代は、生物化学工学を専攻し、化学やバイオを中心に学びました。研究室ではバイオリアクターの設計に携わり、有用物質を産生する細胞を工場スケールで培養するための研究を行っていました。一方で、現在の仕事に必要な電気や機械の知識については、入社前に触れる機会はほとんどありませんでした。
現在は大きく分けて二つの業務を担当しています。
一つは「制御機器の設計」で、機械装置を動かすための動力盤や、それをつなぐ配線の設計を行っています。もう一つは「操作盤の設計・プログラミング」で、クライアントが使用する操作盤のインターフェース設計やプログラム作成を担当しています。
「制御」は日工の強みであるコア技術のひとつであり、ハードからソフトにまたがる幅広い領域を扱います。そのため、設計には高い精度が求められ、少しのミスが安全面のリスクに直結しかねません。常に細心の注意を払いながら業務に取り組んでいます。
とはいえ、課題を乗り越えてクライアントの要望を実現できたときの喜びは大きく、プラントというスケールの大きな仕事ならではの達成感を味わうことができます。
現在は大きく分けて二つの業務を担当しています。
一つは「制御機器の設計」で、機械装置を動かすための動力盤や、それをつなぐ配線の設計を行っています。もう一つは「操作盤の設計・プログラミング」で、クライアントが使用する操作盤のインターフェース設計やプログラム作成を担当しています。
「制御」は日工の強みであるコア技術のひとつであり、ハードからソフトにまたがる幅広い領域を扱います。そのため、設計には高い精度が求められ、少しのミスが安全面のリスクに直結しかねません。常に細心の注意を払いながら業務に取り組んでいます。
とはいえ、課題を乗り越えてクライアントの要望を実現できたときの喜びは大きく、プラントというスケールの大きな仕事ならではの達成感を味わうことができます。
Q この職業を目指した理由や目的は何でしたか?
A 変数の少ない機械の制御に魅力を感じたから!
大学の研究室でバイオリアクターの設計に携わり、生物の成長速度などを制御した経験がきっかけでした。生物はどうしても変数が多く、計算と実際の結果がかけ離れてしまうことが少なくありません。けれど機械であれば、理論に基づいて確実に制御できる面白さを味わえるのではないか——そう考えるようになったのです。
日工はアスファルトプラント事業を出発点に、多様な分野でその高い技術力を発揮しています。機械制御の仕事に携われることに加え、事業の広がりに大きな可能性を感じたことが、入社を志望した理由です。
日工はアスファルトプラント事業を出発点に、多様な分野でその高い技術力を発揮しています。機械制御の仕事に携われることに加え、事業の広がりに大きな可能性を感じたことが、入社を志望した理由です。
Q 今でも活きている学生時代の経験や学びはありますか?
A 仕事では学んだ経験より、新しい情報を取り込む姿勢が大事!
大学時代は細胞培養の研究に取り組みました。細胞が目標数まで培養できるよう、理論式の組み立てやシミュレーションソフトの作成、さらに最適な培養環境の調査など、実験に必要な要素を一から積み上げる過程で、「幅広い情報を吸収し、試し、粘り強く取り組む姿勢」を鍛えることができました。
入社当初は化学やバイオを学んできた私にとって、機械や電気の世界になじめるかどうか不安がありました。最初の3か月は電気図面の読み解きに苦労し、教育担当の先輩に徹底的に付き合っていただきながら猛勉強しました。しかし、努力を重ねるうちに理解のコツがつかめ、図面やプログラム回路も読めるようになったころには、「畑違い」というハンデを意識することはなくなっていました。
この経験を通じて感じたのは、専攻が異なっていても成長のチャンスはいくらでもあるということです。むしろ学生時代に培った化学やバイオの知識や研究姿勢を背景に持つからこそ、将来は業務で得た学びと学生時代の学びを掛け合わせ、新しい価値を生み出せると考えています。
もし学部や学科を理由に挑戦をためらっている方がいるなら、声を大にして伝えたいのは「物怖じする必要はまったくない」ということ。大切なのは、分野にとらわれず前向きに学び続ける姿勢です。
入社当初は化学やバイオを学んできた私にとって、機械や電気の世界になじめるかどうか不安がありました。最初の3か月は電気図面の読み解きに苦労し、教育担当の先輩に徹底的に付き合っていただきながら猛勉強しました。しかし、努力を重ねるうちに理解のコツがつかめ、図面やプログラム回路も読めるようになったころには、「畑違い」というハンデを意識することはなくなっていました。
この経験を通じて感じたのは、専攻が異なっていても成長のチャンスはいくらでもあるということです。むしろ学生時代に培った化学やバイオの知識や研究姿勢を背景に持つからこそ、将来は業務で得た学びと学生時代の学びを掛け合わせ、新しい価値を生み出せると考えています。
もし学部や学科を理由に挑戦をためらっている方がいるなら、声を大にして伝えたいのは「物怖じする必要はまったくない」ということ。大切なのは、分野にとらわれず前向きに学び続ける姿勢です。
所属企業
日工株式会社【東証プライム市場上場】
人。街。インフラ。その未来を想うから、挑戦はとまらない。
当社は、道路や巨大インフラに不可欠な「アスファルト」「コンクリート」を生成するプラント、搬送システム、環境関連製品を製造する『機械メーカー』として日本のインフラを1世紀以上支えてきました。
「蓄積した技術」と「安定した資本基盤」を活かして、国内トップシェアの機械・海外でも活躍する機械を『開発・製造・販売』しています。