もっと面白い沖縄へ。 auネットワーク構築の舞台裏
- この記事を書いた人物:
- 仲底 賢児・建設部 建設支援G
- 記事テーマ:
- シゴト図鑑 ~仕事内容・身につくスキル&必要なスキル~
Q 現在の職業をひとことで表すと?また仕事内容や目標指標を教えてください。
A 沖縄のau電波網は私たちが創り守っています
我々の使命は沖縄県全域に高品質な通信ネットワークを届けることです。これを実現するため、auの基地局における設計計画、建設、及び保守運用を担っています。
エリア計画や予算の確保は計画部門が手がけ、建設部門は指針の策定及び工程管理や回線手配、電波の利用申請といった建設業務を進めます。
そして、完成した基地局は運用保守部門によってその品質が継続的に保たれます。
沖縄県は本島を中心に、数多くの離島から成る独特な地理的条件を有しています。そうした地域全体にネットワークを構築するには様々な課題が伴います。一般に、基地局で受発信されたデータは世界中のサーバーと通じる光ケーブルを介して伝送されますが、これは通常、他社の提供する回線を使用します。離島の場合、これまでは必要な大容量の光回線が不足しており、望む5Gサービスの展開が困難でした。この問題に対処するため、自社の資源を投入し、総延長720kmにも及ぶ大容量の海底ケーブルの敷設を行って、離島エリアへのネットワーク構築についても全力で取り組んでいます。
エリア計画や予算の確保は計画部門が手がけ、建設部門は指針の策定及び工程管理や回線手配、電波の利用申請といった建設業務を進めます。
そして、完成した基地局は運用保守部門によってその品質が継続的に保たれます。
沖縄県は本島を中心に、数多くの離島から成る独特な地理的条件を有しています。そうした地域全体にネットワークを構築するには様々な課題が伴います。一般に、基地局で受発信されたデータは世界中のサーバーと通じる光ケーブルを介して伝送されますが、これは通常、他社の提供する回線を使用します。離島の場合、これまでは必要な大容量の光回線が不足しており、望む5Gサービスの展開が困難でした。この問題に対処するため、自社の資源を投入し、総延長720kmにも及ぶ大容量の海底ケーブルの敷設を行って、離島エリアへのネットワーク構築についても全力で取り組んでいます。
Q この職業で最も楽しいと感じる瞬間と大変な瞬間はいつですか?
A 技術革新にワクワクしつつも、新ルールの構築には挑戦が伴います
個人的には、日々の仕事の効率化が達成されたり、創意工夫や新しいツールの開発/導入によって以前は不可能だったタスクを遂行することができる際に、強い喜びを感じます。
業界全体では、AIやドローン制御、衛星通信など次世代技術の進展といった新鮮な話題が絶えず、楽しい要素だと思います。
一方で、挑戦を伴うのは新しい規制やルールを設計し、適用することです。これまでの3Gから4G、そして5Gへと移行する技術の流れの中で、ハードウェア、ソフトウェア、法規の変更に連動して私たちの業務も絶えず進化してきました。 基地局の数が増えるにつれて、これらの新設備を適切に導入および運用するためには、ルール作りにおいてミスを排除するための徹底的な検討が不可欠です。この段階で手を抜くと、後続の作業や外部の協力企業にご迷惑をかけてしまうほか、修正にかかる追加コストが発生する可能性があるため、この作業は高いプレッシャーを伴います。
業界全体では、AIやドローン制御、衛星通信など次世代技術の進展といった新鮮な話題が絶えず、楽しい要素だと思います。
一方で、挑戦を伴うのは新しい規制やルールを設計し、適用することです。これまでの3Gから4G、そして5Gへと移行する技術の流れの中で、ハードウェア、ソフトウェア、法規の変更に連動して私たちの業務も絶えず進化してきました。 基地局の数が増えるにつれて、これらの新設備を適切に導入および運用するためには、ルール作りにおいてミスを排除するための徹底的な検討が不可欠です。この段階で手を抜くと、後続の作業や外部の協力企業にご迷惑をかけてしまうほか、修正にかかる追加コストが発生する可能性があるため、この作業は高いプレッシャーを伴います。
Q この職業で身につくスキル&あると良いスキルは何ですか?
A PCスキルは身を助ける。小さい取組み大きな成果。
私たちの仕事は多くの時間をパソコンと向き合い行います。
毎日何度も繰り返すタスクは例え数秒でも、作業フローの検討/ショートカットキーの積極利用など
その意識とスキルは非常に重要です。5秒/回程度の効率化も1日100回やるなら33H/年の効率化となりますし、
当たり前ですが、取組みは早ければ早いほどその恩恵は増大します。
私は2,3年目でようやく気付いて以降、今も心掛けています。
また、時には一人は処理できない分量の業務量を担当することもあります。
そういった場合は、別の人に手伝ってもらう手段が一般的ですが、
データの処理など機械が得意な仕事だった場合は、プログラムを作って後の運用を楽にする方法もあります。
プログラムの実装は自身で取組んだり、メンターのサポートを受けたり、外注など、手段はあるので
そういったものを利用できる知見は、あると非常に有益なスキルだと思います。
毎日何度も繰り返すタスクは例え数秒でも、作業フローの検討/ショートカットキーの積極利用など
その意識とスキルは非常に重要です。5秒/回程度の効率化も1日100回やるなら33H/年の効率化となりますし、
当たり前ですが、取組みは早ければ早いほどその恩恵は増大します。
私は2,3年目でようやく気付いて以降、今も心掛けています。
また、時には一人は処理できない分量の業務量を担当することもあります。
そういった場合は、別の人に手伝ってもらう手段が一般的ですが、
データの処理など機械が得意な仕事だった場合は、プログラムを作って後の運用を楽にする方法もあります。
プログラムの実装は自身で取組んだり、メンターのサポートを受けたり、外注など、手段はあるので
そういったものを利用できる知見は、あると非常に有益なスキルだと思います。
この記事を書いた人物
職種:
技術・研究系
出身学部:
電気・電子系
経歴:
2017年に琉球大学 工学部 電気電子工学科を卒業。
在学時は学業外でさとうきびの営農運営や農業留学を行う。
2018年に新卒で沖縄セルラー電話へ入社。
1年目は大型イベント開催時におけるauWi-Fi展開業務を担当。人間Wi-Fi軍団の指揮を執る。
2-4年目は基地局建設エンジニアとして、auの基地局(LTE/5G)建設工事の指針作成/発注/工程管理/資産管理を担当し、5G開設計画達成に貢献。
現在は、基地局免許の作成/申請担当として、工事に関わる全ての免許申請とその業務自動化を推進。
自動化業務では、申請書の自動生成、PDF資料の自動読込(OCR)などで100H/年程度の業務効率化達成。
在学時は学業外でさとうきびの営農運営や農業留学を行う。
2018年に新卒で沖縄セルラー電話へ入社。
1年目は大型イベント開催時におけるauWi-Fi展開業務を担当。人間Wi-Fi軍団の指揮を執る。
2-4年目は基地局建設エンジニアとして、auの基地局(LTE/5G)建設工事の指針作成/発注/工程管理/資産管理を担当し、5G開設計画達成に貢献。
現在は、基地局免許の作成/申請担当として、工事に関わる全ての免許申請とその業務自動化を推進。
自動化業務では、申請書の自動生成、PDF資料の自動読込(OCR)などで100H/年程度の業務効率化達成。
所属企業
沖縄セルラー電話株式会社
1991年に産声をあげた当社は県民の皆さまに育てて頂いた沖縄県の総合通信会社です。
「事業を通して、沖縄経済の発展に貢献すること」を企業理念とし、沖縄の総合通信事業者として、強靭で高品質な通信の維持に努めております。
また、お客さまの期待を超える“感動”という価値あるサービスを提供し、すべての社員が働きがいを持てる活力ある企業を目指しています。