
【大学1・2年生向け】企業研究って何をすればいいの?目的から具体的な方法まで徹底解説!
- 公開日
- 2025/02/20
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就職活動準備において大事な企業研究。でも情報量も多くて、どこから手をつければいいか迷ってしまう…
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
効率的に進めて、納得のいく企業選びをするためには、戦略とコツが必要です。
本記事では、企業研究の重要性から具体的な進め方、そして効率化のためのコツまでご紹介します。ぜひ参考にして、自分にぴったりの企業を見つけてください!
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1.企業研究の目的と重要性

企業研究とは、その企業について深く知り、自分に合った企業なのかを見極めるプロセスを指します。
多くの学生が、ただやみくもに企業説明会に参加したり、求人情報を集めたりしがちですが、企業研究の目的を理解し、戦略的に進めることが重要です。
1-1 自分に合った企業を見つけるため
企業研究の最大の目的は、自分に合った企業を見つけることです。企業はそれぞれ、事業内容、社風、待遇などが異なります。
自分に合った企業を見つけるためには、これらの要素を理解し、自分自身の価値観やキャリアプランと照らし合わせていく必要があります。
1-2 具体的な志望動機を作るため
企業研究を進めていくと、その企業の事業内容、理念、ビジョンなどが明確に見えてきます。
これらの情報を元に、なぜその企業で働きたいのか、どのような貢献をしたいのかといった具体的な志望動機を構築することができます。
1-3 企業が求める人物像を把握するため
企業は、自社のビジョンや理念、事業内容に合致した人材を求めています。
企業研究を通じて、企業が求める人物像を把握することで、自分がその企業にマッチしているのか、どのような能力をアピールすれば良いのかを明確にすることができます。
2.企業研究のステップと方法

企業研究は、闇雲に進めるのではなく、段階的にステップを踏んで行うことが重要です。
ここでは、基本的なステップとツールを紹介します。
ステップ① 基本情報の収集
企業研究の最初のステップは、企業の基本情報を集めることです。
企業名でインターネット検索するだけでも、会社概要や事業内容など、多くの情報を得ることができます。
このとき、企業がどのように収益を上げているのかという「ビジネスモデル」の視点で見てみることも重要です。
企業はそれぞれ独自のビジネスモデルで事業を展開しており、それを理解することで、事業の優位性や将来性、企業の考え方などを深く理解することができます。
企業ホームページ
企業のホームページは、企業理念やビジョン、事業内容、商品・サービス、企業文化など、多岐にわたる情報を網羅的に掲載しています。
特に、「事業紹介」や「IR情報」のページには、ビジネスモデルや収益構造に関する情報が記載されていることが多いので、しっかりと確認しましょう。
就職情報サイト
マイナビなどの就職情報サイトでは、企業の基本情報に加え、募集要項、採用スケジュール、イベント情報などを確認することができます。
また、企業検索機能を利用すれば、業界、企業規模、勤務地などの条件で企業を絞り込むことも可能です。
ステップ② 働き方・社風の理解
基本情報の収集が終わったら、次は実際にその企業で働くことをイメージしてみましょう。
企業の雰囲気や社風は、実際に働いてみないとわからない部分も多いですが、企業研究を通じて、ある程度の理解を深めることは可能です。
社員インタビュー記事
企業ホームページや就職情報サイトに掲載されている社員インタビュー記事を読むことで、社員の生の声を知ることができます。
仕事内容ややりがい、職場の雰囲気だけでなく、社員がどのようなキャリアを歩んでいるのか、自身のキャリアプランと照らし合わせて検討してみましょう。
企業のSNSアカウント
企業の公式SNSアカウントをフォローすることで、企業の最新情報やイベント情報、社内の雰囲気などを知ることができます。
ステップ③ 他社との比較分析
複数の企業を比較分析することで、各企業の特徴や違いがより明確になります。
また、比較分析を通じて、自分自身の価値観やキャリアプランに合った企業を見つけることができます。
比較表の作成
企業研究で得た情報を、企業理念、事業内容、給与、福利厚生、社風などの項目ごとにまとめた比較表を作成することで、視覚的に比較しやすくなります。
求人票の見方や福利厚生の基礎については、以下の講座で詳しく解説しています。ぜひ併せて受講してみてください。
SWOT分析
企業の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)を分析するSWOT分析を活用することで、企業の現状や将来性を多角的に分析することができます。
3.企業研究の結果の活用方法

せっかく時間をかけて企業研究をしても、その結果を有効活用できなければ意味がありません。
企業研究で得た情報は、選考対策や自己分析など、様々な場面で活用することができます。
3-1 企業選びの基準作り
企業研究を通じて様々な企業の情報に触れることで、自分にとって何が大切なのか、どのような働き方をしたいのか、といった価値観が明確になってきます。
これらを元に、企業選びの基準を明確化することで、より納得度の高い企業選びに繋げることができます。
3-2 志望動機の作成
企業研究を通じて得た情報は、説得力のある志望動機を作成する上で欠かせません。
企業の理念やビジョン、事業内容、求める人物像などを理解した上で、なぜその企業で働きたいのか、どのような貢献をしたいのかを具体的に伝えることが重要です。
3-3 自己分析の深堀り
企業研究で得た情報と、自己分析の結果を照らし合わせることで、自己分析をより深掘りすることができます。
企業が求める人物像と自分の強みや弱みを照らし合わせることで、アピールポイントや改善点などが明確になります。
3-4 面接対策
企業研究で得た情報は、面接対策にも役立ちます。
企業の事業内容や業界動向、競合企業の情報などを事前に調べておくことで、面接でより的確な受け答えをすることができます。
面接対策の基礎とポイントについては、以下の講座で詳しく解説しています。ぜひ併せて受講してみてください。
4.企業研究を効率的に進めるコツ

企業研究は、効率的に進めることが重要です。 ここでは、企業研究を効率的に進めるためのコツをいくつか紹介します。
4-1 早い段階からの開始
企業研究は、大学1・2年生のうちから始めることをおすすめします。
企業研究には、多くの時間と労力を要するため、時間に余裕を持って取り組むことが重要です。
また、早い段階から企業研究を進めることで、インターンシップや説明会などの情報収集の機会を逃さずに済みます。
4-2 OB・OG訪問やインターンシップによるリアルな情報収集
OB・OG訪問やインターンシップを通じて、実際に働いている社員からリアルな情報を得ることが重要です。
仕事内容や社風、キャリアパスなど、インターネット情報からだけでは得られない生の声を聞くことができます。
参加した際には質問を事前に準備し、積極的に行動することで、効率よく情報収集が出来ます。
インターンシップの活用方法については、以下の講座で詳しく解説しています。ぜひ併せて受講してみてください。
4-3 インターネットを活用した情報収集
インターネットでの企業研究は、情報の取捨選択をすることで効率よく情報収集が出来ます。
企業HPやIR情報などの「一次情報」は、企業理解の基礎となる重要な情報源です。
さらに、ニュースサイトや口コミサイトといった「二次情報」を活用することで、多角的な視点が得られます。
ただし、情報源の信頼性や情報自体の偏りには注意が必要なので、一次情報と二次情報をバランス良く参照することが大切です。
My CareerStudyでは、企業の生の声が聴けるミートアップや企業研究に役立つ講座など、企業が作成したコンテンツが豊富です。ぜひご覧ください。
4-4 キャリアプランに基づいた企業研究
闇雲に企業研究を進めるのではなく、自身のキャリアプランを明確にした上で、関連性の高い業界や企業に絞って研究を進めることも重要です。
将来、どのような仕事で、どのようなスキルを身につけて、どのように社会に貢献したいのかを明確にすることで、企業選びの軸が定まり、より効果的な企業研究に繋げることができます。
5.まとめ
企業研究は、自分に合った企業を見つけるための重要なプロセスです。
納得のいく就職活動を進めるためには、大学1・2年生の内から準備を進めることも大切です。
本記事で紹介したステップや方法を参考に、効率的かつ効果的に企業研究を進め、納得のいく就職活動を実現してください。

執筆:My CareerStudy編集部
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