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IT業界の可能性

IT MAP広がる世界と
未来のチャンスsupported by Sky株式会社

はじめに

キャリアの地図に、
ITという選択肢を

「IT業界」と聞いて、何を思い浮かべますか?
実はITは、いまや“ひとつの業界”というより、
あらゆる産業とつながる“広がりそのもの”。
自動車、医療、金融、エンタメ、教育…
そのどこにもITは深く関わっています。
ここでは、いま注目される
IT業界の広がりや将来性を、
図解やデータとともに紹介します。

「ITに関わる道が、自分にもあるかもしれない」と思えるような、
キャリアの地図づくりの第一歩として
活用してください。

数字で読み解くIT業界の成長性と注目度の背景

IT業界は、社会のインフラとしての役割を果たしながら、あらゆる産業の変革を支える存在です。DX、AI、クラウド、セキュリティなどを中心に企業のIT投資は年々拡大し、ICT市場は今もなお力強く成長を続けています。

成長し続けるICT市場[世界のICT市場規模(支出額)の推移]

総務省「情報通信白書(令和5年版)」より総務省「情報通信白書(令和5年版)」より
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幅広い業種でIT投資が拡大[日本の産業別エンタープライズIT支出予測]

※四捨五入のため合計欄の値が個々の項目の合計値と異なる場合があります。 総務省「情報通信白書(令和5年版)」より※四捨五入のため合計欄の値が個々の項目の合計値と異なる場合があります。 総務省「情報通信白書(令和5年版)」より
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「ソフトウェア(受託開発及び
パッケージソフト)」への投資が活発[我が国の情報化投資の推移]

総務省「情報通信白書(令和5年版)」より総務省「情報通信白書(令和5年版)」より
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また、就職先としての注目度も高く、大学生の人気業界ランキングでもIT業界は常に上位にランクインしています。安定性や成長性、社会的な意義が重視される今、IT業界全体の存在感はますます高まっています。

大学生が選んだ
人気業界ランキング

大学生が選んだ人気業界ランキング大学生が選んだ人気業界ランキング

マイナビ「2026年卒 大学生業界イメージ調査」
https://career-research.mynavi.jp/wp-content/uploads/2025/05/
s-gyokai-image2026-001-1.pdf
)より

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IT業界の広がりを知ろう

IT業界は、あらゆる産業の基盤を支える存在です。
医療、金融、製造、流通、教育、エンタメ……いまやICTが関わっていない業界はほとんどありません。

多様な領域に広がるICT市場
[ICTを取り巻くレイヤー別市場構造]

総務省「情報通信白書(令和5年版)」より総務省「情報通信白書(令和5年版)」より
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そうした広がりの中で、IT業界で活躍する企業の役割もまた、非常に多様です。
なかでも大きな割合を占めているのが「SIer(システムインテグレーター)」と呼ばれる企業群です。
SIerは企業のIT課題を解決する専門家集団であり、「メーカー系」「ユーザー系」「独立系」の3つに分類されます。

SIerの3つのタイプ

SIerの3つのタイプSIerの3つのタイプ
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それに加えて、外資系のITコンサルティングファームやWeb系スタートアップ企業、自社でサービスを企画・開発・運営するプロダクト企業なども加わり、IT業界は産業の基盤を横断的に支えています。

企業によって開発体制やビジネスモデル、働き方は大きく異なり、「特定分野を深めたい人」「チームで顧客課題に向き合いたい人」「自分でサービスを生み出したい人」など、多様な価値観に応えるフィールドが存在しています。

IT業界やIT人材の未来への可能性IT業界やIT人材の未来への可能性

経済産業省の調査によると、日本では2030年に最大79万人のIT人材が不足すると予測されています。これはつまり、“ITのスキルを持つ人材”が今後ますます価値を持つ時代が来る、ということです。

IT業界市場規模と労働人口

上図は、IT需要の伸びが「低位」(1%)、「中位」(2~5%)、「高位」(3~9%)、生産性上昇率が「0.7%」の場合の「IT人材需給に関する試算結果」を示したもの。「IT人材需給に関する調査 調査報告書」(2019年3月)より引用上図は、IT需要の伸びが「低位」(1%)、「中位」(2~5%)、「高位」(3~9%)、生産性上昇率が「0.7%」の場合の「IT人材需給に関する試算結果」を示したもの。「IT人材需給に関する調査 調査報告書」(2019年3月)より引用
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このような背景のもと、政府はさまざまな政策を推進中です。
たとえば、「デジタル社会の実現に向けた羅針盤2023」では、全国民のデジタルスキル習得、教育現場でのICT強化(GIGAスクール構想)、高等教育・社会人向けのリスキリング支援などが掲げられています。
さらに、2026年度末までに専門的なデジタル人材を230万人育成するという目標も設定されており、経済産業省は「マナビDX」などの学習支援、文部科学省は情報系学部の拡充などを進めています。

目指すべきデジタル社会への羅針盤
[要約]

デジタル化により目指す社会 デジタルの活用により、一人ひとりのニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会 デジタル社会で目指す6つの姿 デジタル化による成長戦略 医療・教育・防災・こども等の準公共分野のデジタル化 デジタル化による地域の活性化 誰一人取り残されないデジタル社会 デジタル人材の育成・確保 DFFT※の推進をはじめとする国際戦略 「デジタル社会の実現に向けた重点計画」(2024年6月)より引用デジタル化により目指す社会 デジタルの活用により、一人ひとりのニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会 デジタル社会で目指す6つの姿 デジタル化による成長戦略 医療・教育・防災・こども等の準公共分野のデジタル化 デジタル化による地域の活性化 誰一人取り残されないデジタル社会 デジタル人材の育成・確保 DFFT※の推進をはじめとする国際戦略 「デジタル社会の実現に向けた重点計画」(2024年6月)より引用
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昇給額が上昇傾向にある情報通信業
[産業別の昇給額]

厚生労働省「賃金引上げ等の実態に関する調査(令和4年、5年)」より厚生労働省「賃金引上げ等の実態に関する調査(令和4年、5年)」より
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また、情報通信業界では平均昇給額も年々上昇傾向にあるというデータもあります。成長が期待される分野でありながら、給与面でも評価される――そんなポジティブな循環が生まれつつあります。

IT業界は、「社会に必要とされる仕事」でありながら、「働きがい」や「キャリアの可能性」も広がっている分野です。だからこそ、今この業界に目を向けることは、未来の選択肢を広げることにもつながります。

おわりに

あなたのキャリアにもITを

IT業界は、
エンジニアだけの世界ではありません。
ユーザーに寄り添う企画職、開発を支える
品質管理、課題解決を導く
コンサルティングなど、
多様な役割が存在します。
社会の変化に敏感で、
新しいことにチャレンジしたい人にとって、
IT業界は可能性に満ちた舞台です。
まずは、業界全体の構造や
今後の展望を知ることが、その一歩になります。
あなたのキャリアの地図に、
ITという道を加えてみませんか?