初対面の人と会話を続けるコツは?話しやすいネタについても紹介

初対面の人と会話を続けるコツは?話しやすいネタについても紹介

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公開日
2024/5/16

この記事は7分で読めます

初対面の人と会話を続けるコツは?話しやすいネタについても紹介

初対面の人との会話に苦手意識を持っている人の多くは、「何を話せばいいかわからない」「話の糸口が見出せない」「話を広げられない」などの悩みを抱えています。しかし、なかには相手が初対面であっても難なくスムーズに会話ができる人もいます。その違いはどこにあるのでしょうか。
この記事では、初対面の人との会話に苦手意識を持っている人の原因やスムーズに話すためのコツ、会話の切り口となる質問例などを紹介します。友達作りにも役立つ情報なので、学生の皆さんもぜひ参考にしてみてください。

1.初対面の人と会話が続かない理由とは?

初対面の人と会話が続かない理由とは?

初対面の人と会話が続かないとき、まずは以下の項目に該当していないかを確認してみましょう。ほんの少し意識を変えてみるだけで、意外とスムーズに相手との会話が弾む可能性があります。

1-1 うまく話すことを意識しすぎている

「相手にどう思われるか」を意識し過ぎるために言葉がうまく出て来ず、会話がスムーズにできていないケースがあります。また、「中身のある話をしないと」「相手に関心を持ってもらえる内容を話さないと」などと難しく考えてしまうと、結果的に自分自身が緊張してしまいます。

相手にどう思われるかは自分自身がコントロールできるものではありません。深く考えすぎず、相手との会話のキャッチボールを楽しむくらいの感覚で話してみましょう。

1-2 会話そのものに苦手意識がある

「私は人見知りだ」と思い込んでしまい、会話そのものに苦手意識を持っている人も少なくありません。自ら話題を提供することを大きなハードルに感じ、より一層「私は会話が苦手だ」と感じて、悪循環に陥ってしまうケースです。

相手があなたに興味を持っていろいろと尋ねてくれれば会話も弾みますが、相手が受け身だった場合はあなた自身も能動的に話しかけるのが難しく、会話が続かなくなってしまいます。

会話そのものに苦手意識がある場合は、笑顔で振る舞ったり相槌を打ったりするなど、できることから始めてみましょう。仮にお互いが人見知りの場合は、挨拶をする際に簡単な質問を投げかけて会話のきっかけにしてみてもよいでしょう。

1-3 コミュニケーションが一方的になっている

相手からの質問に答えるだけだったり、あなたが一方的に質問しているだけだったりといった一方的なコミュニケーションの場合、会話はスムーズに続きにくいでしょう。会話はキャッチボールのように双方向でおこなうことを意識し、相手の反応を見ながら柔軟に話題を切り替えていくことが大切です。

1-4 会話そのものに苦手意識がある

会話の切り口となるネタが少ないため、相手と何を話せばよいかわからないケースも考えられます。

例えば、共通の趣味などがある場合は相手とスムーズに会話できることもあるでしょう。この場合、お互いに相手の話を聞いてそれに対する自身の考えを述べるという流れが自然と生まれます。

逆に、相手との共通点が見出せない場合はスムーズな会話が難しく感じられ、会話に消極的になってしまいます。この場合は、無理に共通点を探そうとするのではなく、自分自身との違いに着目して話を膨らませるというのも手です。

2.初対面の人との会話を続ける・盛り上げるコツ

初対面の人との会話を続ける・盛り上げるコツ

では、初対面の人との会話を続ける・盛り上げるためには、具体的にどうすればよいのでしょうか。ここでは、そのコツを紹介します。難しいテクニックではなく、日常の会話でも取り組みやすい内容ですのでぜひ挑戦してみましょう。

2-1 勇気を出して自分から話しかける

勇気を出して自分から話しかけることは、会話を進めるための大切な一歩です。相手から話しかけられるのを待つのではなく、積極的にあなたから話しかけてみましょう。あなた自身が質問されたらうれしいことをそのまま相手に尋ねてみる、着ている服や身につけているものを褒めるなど、相手との会話の切り口を自ら見つけるのがポイントです。

2-2 「上手に話せるか」にこだわりすぎない

上手に話せるかにこだわる必要はありません。
会話を続けるうえで大切なのは、お互いが「話していて楽しい」と思えるかどうかです。上手で中身のある内容を話せなくても、楽しく会話することは十分可能です。

また、沈黙を恐れないことも大切です。
会話のなかでお互いに何も話さない時間が生まれる場合があります。しかし、間を取り繕おうと無理に何かを話そうとする必要はありません。沈黙を恐れるあまり一方向のコミュニケーションになってしまうほうが、会話を続けるうえではリスクになります。

うまく話せなくても、沈黙が生まれても、相手を知ろうとする・楽しませようとするスタンスがあればきっと相手にも伝わります。まずはあなた自身が会話を楽しむ気持ちで話してみましょう。

2-3 相手のトーンやペースに合わせて会話をする

相手のトーンやペースに合わせて会話をすることも、会話を続け盛り上げる際には大切です。

例えば、相手はあまり声が大きくないのに自身の声が大きい、相手はおっとりとした話し方なのに自身はかなり早口で話している、など噛み合っていない状態に気付いたら、トーンやペースを相手に合わせてみましょう。相手と同じ声のトーンやペースで話せば、「話していて心地よい」「何だか気が合うかも」などといった好印象を与えられるかもしれません。

2-4 相手の話を掘り下げてみる

会話を続ける際は、相手の話に耳を傾け、話を掘り下げたり質問したりして、話してもらう時間を長くする意識を持つのがおすすめです。

相手の話を掘り下げる際には、5W1H「When(いつ)・Where(どこで)・Who(誰が)・What(何を)・Why(なぜ)・How(どのようにして)」を活用します。より相手の話に踏み込み、相手からさらに多くの情報を引き出せれば、次の会話につながるネタが得られるでしょう。

また、相手に質問する際には、「はい・いいえ」で答えられるクローズドクエスチョンではなく、オープンクエスチョンで問いかけてみましょう。
例えば、「今週末は何をする予定ですか?」は「はい・いいえ」で答えられる内容ではないのでオープンクエスチョンに該当します。話を掘り下げる際と同様、相手から情報を引き出しやすく、新しいネタを相手が話してくれる可能性もあり、会話がつながりやすくなります。
相手にどう質問したらよいか知りたい、質問力に自信がないという人は以下の記事も参考にしてみましょう。

より実践的に質問力を学びたい人は、My CareerStudyの講座も併せてご覧ください。

2-5 相手との共通点や相違点をネタにする

共通点や相違点が明確になれば、相手との会話がよりスムーズになる可能性があります。前述したとおり、共通点がある場合はお互いに親近感を持ちやすくなり、共通のテーマで盛り上がれるでしょう。一方、相違点が見つかった場合は、なぜ自分と違うのかを考え、相手を知ろうとする質問をすれば、結果的に会話を続けられる可能性が高まります。

ただし、共通点・相違点いずれの場合でも、相手を尊重する姿勢は忘れないようにしましょう。特に、相違点を話題にする場合は相手に自身の考えを押し付けてしまうかもしれません。相手の意見や考えを尊重したうえで、共通点や相違点を話の種にし、会話を弾ませましょう。

3.初対面の人とのコミュニケーションで心がけるポイント

初対面の人とのコミュニケーションで心がけるポイント

この先、学生生活や社会人生活を送るなかで、初対面の人とコミュニケーションをとる機会も多いでしょう。
ここでは、今後の生活でも役立つ初対面の人とのコミュニケーションで心がけるべきポイントを紹介します。

3-1 笑顔やリアクションを意識する

笑顔を見せることやリアクションを取ることは、円滑なコミュニケーションを図るうえで大切な要素の一つです。
会話に苦手意識があるなら、笑顔や相槌など、リアクションを大きく取ることを意識してみましょう。相手に対して「話を聞いてくれる」「話していて楽しい」といった前向きな印象を与えられます。

コミュニケーションは、自分がどれだけ話したかではなく、相手とどれだけ楽しい時間を過ごせたかが重要です。笑顔やリアクションで相手の話を引き出すコミュニケーションを意識してみましょう。

3-2 相手の話を遮らないようにする

途中で話を遮ってしまうと、相手が萎縮したり、不快感を覚えたりするきっかけになります。相手の話がすでに知っている内容であっても、最後まで聞くようにしましょう。

特に初対面の場合は、相手の話に対して初めて聞いたようなリアクションをすると、より相手は話しやすくなり、会話が続くきっかけになるかもしれません。

3-3 センシティブな話題には触れないようにする

人によってセンシティブだと感じる要素は異なりますが、一般的には年齢、身体的な特徴、宗教などが該当します。会話のなかでは基本的に触れないようにしましょう。

また、相手がどう感じているかを予想、察知するのが、会話を続けるうえでは大切です。会話のなかで相手が話しづらそうであれば、話題を変えるなどの配慮をすることで相手からの信頼が得られ、より会話が弾むでしょう。

3-4 自慢話や自虐、身内ネタは避けるのが無難

初対面の相手に自慢や自虐、身内ネタを話すのは避けましょう。ある程度関係性ができていれば構いませんが、初対面の人はあなたの自慢話を聞いても不快感を覚えるだけだったり、自虐への反応に困ってしまったり、身内ネタで疎外感を覚えてしまったりします。

相手との距離を縮めるためにと自慢や自虐、身内ネタを話そうと考える人もいるかもしれませんが、対話のなかで相手を知りながら着実に距離を縮めていくことが必要です。

3-5 初回だけでなく継続的な関係を大切にする

関係性を深めていくためにも、初対面の相手に対しては尊重と配慮を持ってコミュニケーションを取りましょう。初対面だからといってはりきりすぎたりその場限りの会話をしてしまったりすると、継続的な関係を構築する可能性を低くしてしまいます。いつ、どこでその人とまたつながるかわかりません。初対面の人とは、常に今後の関係性を意識した配慮を忘れないようにしましょう。

4.初対面の人とも会話しやすいネタ

初対面の人とも会話しやすいネタ

初対面の人とも会話しやすい具体的なネタを紹介します。キーワードは「たちつてとなかにはいれ」。これは、ネタとなるものの頭文字をとった言葉です。もしあなたが会話の引き出しにお困りの場合は、ぜひ参考にしてみてください。

た:食べ物

食べ物は話しやすいテーマの一つではないでしょうか。一緒に食事へ行くなど、次へつながるきっかけが得られるかもしれません。

質問例

  • 好きな食べ物は何ですか?
  • 昨日の夕飯は何を食べましたか?

ち:地域・出身地

出身地が同じ、もしくは近い場合や、相手の出身地に行った経験があると、より話が盛り上がるでしょう。仮に行ったことがなくても、名物や観光地などを尋ねると会話のきっかけがつくれます。

質問例

  • 出身はどこですか?
  • 同じ出身地の有名人はいますか?

つ:通勤・通学

通勤・通学の手段、どのくらい時間がかかるかは、会話を自然に始める際におすすめです。初対面の人とも気兼ねなく話せるテーマといえます。

質問例

  • 学校(職場)まではどうやって来ていますか?
  • 家までどのくらい時間がかかりますか?

て:天気・気温

天気・気温は差し障りのないテーマとして会話のきっかけに最適です。オープンクエスチョンで相手の趣味などに触れるきっかけにもなります。

質問例

  • 週末は雨みたいですが、雨の日は普段どのように過ごしますか?
  • 天気がよい日は、どう過ごすことが多いですか?

と:富・景気

買いたいと思っているものを聞くことも、会話を盛り上げる際に便利な質問です。一方、景気や経済の話に重点を置きすぎるとネガティブな会話になりやすいので注意しましょう。

質問例

  • もし宝くじが当選したらどのように使いますか?
  • 最近買った物のなかで、最もよかった物は何ですか?

な:名前

名前を話題にしてもよいでしょう。お互いに名前を覚えるきっかけにもなりますし、珍しい名前や漢字の場合は会話を広げやすいでしょう。

質問例

  • 大学や高校で呼ばれていたあだ名はありますか?
  • 珍しい苗字ですね。出身はどこですか?

か:体・健康・運動

健康には誰もが少なからず興味を持っています。特に相手が健康を意識しているなら、いろいろな情報を話してくれるでしょう。

質問例

  • 健康のためにしていることはありますか?
  • 高校や大学では何か部活に所属していましたか?

に:ニュース

時事ネタや芸能ニュース、スポーツの結果など、広く報道されているニュースはお互いに感想や意見を言いやすいのでおすすめです。

質問例

  • 最近注目しているニュースはありますか?
  • ○○の大会で日本が決勝に進出したけど、知っていますか?

は:流行り・トレンド

ファッション、グルメ、音楽、テレビ番組、映画など、流行っていることをテーマにした会話は、相手の趣味や嗜好を知るうえで役立ちます。共通項が見つかれば、打ち解けるきっかけになるでしょう。

質問例

  • SNSで○○というカフェが話題になっているのですが知っていますか?
  • 最近、ジムでトレーニングすることにはまっているのですが、○○さんは何かはまっていることありますか?

い:異性

「異性」についてはプライベートな情報なので、好きな有名人くらいの話題でとどめておきましょう。相手によっては距離感が縮まったタイミングでさらに関係性を深めるきっかけのテーマにもなりますが、注意が必要です。

質問例

  • 好きな芸能人はいますか?
  • ◯◯に出ていた俳優さんのファンなのですが、知っていますか?

れ:レジャー

近年はキャンプやグランピングなどを趣味にする人が多く、相手によっては盛り上がる可能性があります。行ってみたい場所など、話を広げやすい点もおすすめです。

質問例

  • 趣味を作りたいのですが、○○さんは趣味はありますか
  • これまで旅行したなかで良かったのはどこですか?

5.新学期や新クラス、新しい環境で友達を作るには?

新学期や新クラス、新しい環境で友達を作るには?

新しい環境に馴染むには、新しい友達や仲間を増やすことが有効です。
難しく考えず、まずは勇気を出して話しかけてみましょう。隣の席の人、移動中にたまたま出会った人、きっかけは何でも構いません。まずは軽い挨拶から始めてみてください。少しずつでも会話が続けばランチに誘ったり、教室移動の際に一緒に行動したりと、少しずつ距離を縮めていきましょう。

また、連絡先を交換するのもおすすめです。
上述の「たちつてとなかにはいれ」などを活用し、何度か会話ができたタイミングで連絡先の交換を切り出してみましょう。メールやチャットは、会話とは違って一呼吸置いて考える時間があるので、気持ちに余裕を持った状態で相手とやり取りができ、相手と会ったときに会話が盛り上がるきっかけになります。
ただし、文面のやり取りのみで深い関係を構築するのは難しいため、メールやチャットはあくまで対面での会話につなげるためのきっかけだと認識しておきましょう。

新学期になり、楽しい学校生活が送れるか不安になっている人もいるかもしれません。しかし、他の人たちもあなたと同じく友達を作りたいと思っているはずです。あなたが勇気を出して声をかければ、きっとこたえてくれるでしょう。

6.まとめ

初対面での会話はどのような人でも少なからず緊張するものです。しかし、ここで紹介したようなコツを意識し、繰り返しトライすれば、きっと徐々にスムーズな会話ができるようになります。まずは勇気を出して話しかけてみましょう。

また、会話の際は、「自分ばかりが話している」「相手ばかり話していて自分はほとんど話していない」などの一方的な会話にならないよう気を付け、双方向のコミュニケーションを楽しむ気持ちを持ってみてください。そうすれば、会話を通じてよい関係性が築けます。

初対面の人との会話の機会は、コミュニケーションスキルを向上させる絶好の機会でもあります。積極的に会話に加わり、コミュニケーション力を高めていきましょう。
My CareerStudyでは、コミュニケーション力を実践的に学べる講座を用意しています。
詳しくはこちらをご覧ください。


執筆:My CareerStudy編集部

執筆:My CareerStudy編集部

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