～建築のプロとして～

　図面の中にしかないものが実際に自分の指示の元に建造され完成した際や、地図上に載った時にはとても達成感を感じることが出来ます。また、自分が指揮監督をして完成した学校で子供たちが学ぶ様子や、地域の方たちが公共施設で楽しく交流する姿を見るたび、モチベーションにつながっています。
　正直、現場を運営している時は大変な事の方が多いと感じます。先ず第一に、協力会社の皆さんの命を預かっているということ。ちょっとした気の緩みで大怪我や死亡事故につながる可能性があるので、現場に潜む危険を厳しい目で排除し、実際に作業する協力会社の方が安全に作業できる環境を整えることが最重要となります。また、工事は完成（ゴール）が決まっているので、例えば強風、大雨、降雪などで作業ができない日が続いた場合、残りの日数で工事を終える必要があるので、常にゴールを意識したスケジュール管理も大事です。

　当社は、公共施設など大規模な案件が中心なので、1つの工事で延べ人数が100～200人に及ぶことが多々あります。常に多くの工事関係者と積極的にコミュニケーションを図ることが要求されるので、伝える力、傾聴力、統率力などは自ずと身に付くと思います。
　学生時代にアルバイト等で接客業を経験する方は多いと思いますが、施工管理のように「指示を出す」立場は少し特殊かと思います。私もまだまだ一人前には程遠いですが、場数を踏むことで少しずつ身についてくるものだと思うので、入社までに必要なスキルは特にないと思います。