豊かな農業の基盤を造る ~愛媛県総合土木職の仕事~
- この記事を書いた人物:
- Y・K・愛媛県農林水産部農業振興局農地整備課
- 記事テーマ:
- 50:50 ~仕事の良いとこ悪いとこ同じだけ語ります~
Q 現在の仕事内容を教えてください。
A 農業農村整備事業を通じた、農業生産基盤の整備と農村振興
総合土木職では、土木分野、農業土木分野を問わず、県内の様々なインフラ整備に携わることができます。
そのうち農業土木分野では、農作物の栽培に欠かすことのできない農地の整備や農業用用排水施設の整備、農業用ため池の老朽化及び耐震対策等、農業生産に欠かすことのできない基盤の整備を行っています。
加えて、農業農村は水源かん養や生物多様性の保全、農村景観の保全といった多面的機能と呼ばれる様々な役割を持っており、これらの機能を適切な状態で次世代に継承していくため、地域の小学生を対象とした生き物教室の開催、農道の草刈りや農業用水路の清掃といった地域共同活動に対する支援を通じて、農村環境に対する理解の醸成及び農村の活性化を図るとともに、農村の持つ多面的機能の維持保全を行っています。
そのうち農業土木分野では、農作物の栽培に欠かすことのできない農地の整備や農業用用排水施設の整備、農業用ため池の老朽化及び耐震対策等、農業生産に欠かすことのできない基盤の整備を行っています。
加えて、農業農村は水源かん養や生物多様性の保全、農村景観の保全といった多面的機能と呼ばれる様々な役割を持っており、これらの機能を適切な状態で次世代に継承していくため、地域の小学生を対象とした生き物教室の開催、農道の草刈りや農業用水路の清掃といった地域共同活動に対する支援を通じて、農村環境に対する理解の醸成及び農村の活性化を図るとともに、農村の持つ多面的機能の維持保全を行っています。
Q この職業の良いところは何ですか?
A 予算調整から現場監督まで、幅広く事業に携わることができる
愛媛県職員として農業土木に携わる中で、事業計画から完了まで、様々な角度から事業に携わることができる点が大きな魅力であると感じています。一括りに県職員と言っても、本庁勤務の場合と地方局勤務の場合では業務内容は大きく異なり、本庁が各事業のとりまとめや農林水産省など国の機関との調整を主として行うのに対して、地方局では工事発注や現場監督、地元説明会における地元農家の方との意見交換等の業務が中心となります。片や、民間企業の社員として業務に携わる場合、工事発注の前段階での測量設計や工事施工主体といった、ある程度限定された範囲で業務を請け負う形となります。事業の各段階で幅広く経験を積み、広く深くスキルを身に着けられる点が、県職員として働く上での魅力であると考えています。
Q この職業のマイナスポイントは何ですか?
A 異なる職場環境への適応が必要
県職員全般に言えることではありますが、数年ごとに部署異動となることが多く、各部署で扱う業務内容には幅があるため、積極的に職場の上司や同僚とコミュニケーションをとることで、サポートを受けながら業務に慣れていくことが重要であると思います。加えて、前述したとおり様々な立場の関係者とともに仕事を進めていく必要があり、自分の意見を論理的正当性をもって主張したり、関係者それぞれのバックグラウンドに応じて、こちらの主張を理解し受容してもらうための情報の伝え方に関する工夫など、一定のコミュニケーションスキルが求められる仕事であるという点でも、慣れるまでは多少なりとも苦労があるかもしれません。
所属企業
愛媛県庁
「愛顔(えがお)」とは、未来志向の前向きな気持ちと思いやりの心が結集した愛のある笑顔のことです。
愛媛県庁では、「愛のくに 愛顔あふれる愛媛県」を基本理念として、心の充足と物質的な充足が調和した愛媛ならではの幸せのかたちを見つけ、それを創ることができる愛媛づくりを目指しています。
県職員の仕事は県の施策の企画立案・実施のほか、市町のサポートや広域的課題への取組み、学校運営等、多岐にわたります。