県職員×心理職——地域の心理的健康を支える技術職
Q 現在の仕事内容を教えてください。
A 専門知識を生かした対人援助職
私は愛媛県の心理職として働いています。採用区分は「地方上級(心理)」という枠になります。
心理の仕事内容をざっくりいうと「県民からの相談を受け、心理学の専門知識に基づいて県民がよりよく暮らせるよう支援を行うこと」です。障害を持つ子どもへの関わり方のアドバイスや知的能力や性格特性を知るための心理検査、心理的な悩みを抱える方へのサポートなどをしています。
ここからは私の配属先でもあります🌷
福祉総合センター(いわゆる児童相談所)の心理職が行っている業務内容について話していきましょう。まず、1つ目に心理職が主に受け持っている業務として療育手帳の判定業務があります。療育手帳とは障害者手帳のひとつで18歳までに知的な発達の遅れがあると認められる人を対象としたものです。手帳を所持することで周囲の理解が得られやすくなったり、公的なサービスをスムーズに受けられたりします。そこで心理職は療育手帳の交付や更新の時の心理判定(知能検査や発達検査、保護者への聴き取り)を行っています。他にも児童に対しての心理面接やプレイセラピーを通した心理的ケア、問題行動があった児童に対する心理教育プログラムの実施など、多岐にわたります。
心理の仕事内容をざっくりいうと「県民からの相談を受け、心理学の専門知識に基づいて県民がよりよく暮らせるよう支援を行うこと」です。障害を持つ子どもへの関わり方のアドバイスや知的能力や性格特性を知るための心理検査、心理的な悩みを抱える方へのサポートなどをしています。
ここからは私の配属先でもあります🌷
福祉総合センター(いわゆる児童相談所)の心理職が行っている業務内容について話していきましょう。まず、1つ目に心理職が主に受け持っている業務として療育手帳の判定業務があります。療育手帳とは障害者手帳のひとつで18歳までに知的な発達の遅れがあると認められる人を対象としたものです。手帳を所持することで周囲の理解が得られやすくなったり、公的なサービスをスムーズに受けられたりします。そこで心理職は療育手帳の交付や更新の時の心理判定(知能検査や発達検査、保護者への聴き取り)を行っています。他にも児童に対しての心理面接やプレイセラピーを通した心理的ケア、問題行動があった児童に対する心理教育プログラムの実施など、多岐にわたります。
Q この職業の良いところは何ですか?
A 誰かのために働ける職場/安定した職場です
心理職は人のためになる仕事をできるというところ、それを実感することができます。
私は大学時に児童福祉に関するアルバイトをしていました。その経験から悩みを抱える人に寄り添いたい、多くの人を助けて県民に恩返しがしたいと思い、志望しました。実際に就職してみても、クライエントのために何ができるのか考える時間が多くあり、人の気持ちに寄り添って成長を支えることができていると感じる瞬間がいくつもあります。時には空回りすることもありますが、担当した方の表情が柔らかくなり、肩の力が抜けていると感じるときにやりがいを感じます。
次に県職員の心理職として就く良い所は、まず安定性です。公務員ですので安定しており、休暇や手当等の福利厚生が充実しています。また、研修制度が充実しており、月1回の内部研修があります。希望すれば、外部の研修も受講できます。そして、相談できる同期・同僚、心理職の仲間も多く、専門性を高めるうえでも充実した環境です。
私は大学時に児童福祉に関するアルバイトをしていました。その経験から悩みを抱える人に寄り添いたい、多くの人を助けて県民に恩返しがしたいと思い、志望しました。実際に就職してみても、クライエントのために何ができるのか考える時間が多くあり、人の気持ちに寄り添って成長を支えることができていると感じる瞬間がいくつもあります。時には空回りすることもありますが、担当した方の表情が柔らかくなり、肩の力が抜けていると感じるときにやりがいを感じます。
次に県職員の心理職として就く良い所は、まず安定性です。公務員ですので安定しており、休暇や手当等の福利厚生が充実しています。また、研修制度が充実しており、月1回の内部研修があります。希望すれば、外部の研修も受講できます。そして、相談できる同期・同僚、心理職の仲間も多く、専門性を高めるうえでも充実した環境です。
Q この職業のマイナスポイントは何ですか?
A 異動がある職場です
県職員の特徴として異動があります。勤務先については多様な職場があり、児童相談所のような福祉領域だけではなく、病院などの医療領域の配属先もあります。異動のたびにそれに対応していくことは不安に感じる人もいるでしょう。ですが、職場連携や研修で他勤務先の心理職の方と話す機会が多いため、他の勤務先で働くイメージも徐々に湧いてくると思います。また、私個人としては心理の色々な領域の理解が深まるし、様々なところで働く経験を積むことで自分の専門性が高まるような気もしますので、専門職としては大きなメリットでもあると考えています。
所属企業
愛媛県庁
「愛顔(えがお)」とは、未来志向の前向きな気持ちと思いやりの心が結集した愛のある笑顔のことです。
愛媛県庁では、「愛のくに 愛顔あふれる愛媛県」を基本理念として、心の充足と物質的な充足が調和した愛媛ならではの幸せのかたちを見つけ、それを創ることができる愛媛づくりを目指しています。
県職員の仕事は県の施策の企画立案・実施のほか、市町のサポートや広域的課題への取組み、学校運営等、多岐にわたります。