災害・感染症への対応とそれを経て学んだこと
Q 社会人生活で最もきつかったシゴトエピソードを教えてください。
A 記録的な災害と世界的な感染症への対応
令和元(2019)年度、私は県広報課に所属し、県公式HPの管理や翌年度のリニューアルに向けた準備、公式SNSの運用、報道機関との対応などを担当していました。
同年10月、令和元年東日本台風という記録的な災害が発生し、台風接近時から連日、情報発信や報道対応に追われました。台風通過後も、今後の災害対応強化に向けた見直しや関係部署との調整に奔走しました。
年末年始、まだ国内で感染症が大きく報道されていない頃、感染症対策部署から情報提供があり、県HPトップページに注意情報を掲載しました。当時は国外の話と考えていましたが、1月中旬になると国内でも感染者が発生し、社会的注目が高まりました。私は、県公式HPに特設ページを設け、情報整理やSNS発信を行うとともに、感染状況や関連施策を伝える記者会見の準備・運営にも携わりました。迅速な情報発信のため、連日、記者会見を実施していた時期もあり、並行してHPリニューアル作業も進める必要があったため、非常に苦労したのを覚えています。
令和3(2021)年度には、人事異動で日本最大規模のスポーツ大会「国民体育大会(現在の「国民スポーツ大会」)」と「障害者スポーツ大会」の準備、運営を担う国体・障害者スポーツ大会局の施設調整課での勤務となりました。(現在は県の組織にありません。)感染症等の影響で、栃木県開催の前2~3年間は中止となっており、直近の開催経験がない中での開催となりました。さらに感染症流行下でのスポーツイベントということで、感染症対策や従来どおりにできない運営方法への対応など課題が山積していました。
加えて、開催前年度には感染症対策本部の要員として2か月弱、所属を離れ感染症対応に専念するなど、非常に大変であったのを覚えています。
同年10月、令和元年東日本台風という記録的な災害が発生し、台風接近時から連日、情報発信や報道対応に追われました。台風通過後も、今後の災害対応強化に向けた見直しや関係部署との調整に奔走しました。
年末年始、まだ国内で感染症が大きく報道されていない頃、感染症対策部署から情報提供があり、県HPトップページに注意情報を掲載しました。当時は国外の話と考えていましたが、1月中旬になると国内でも感染者が発生し、社会的注目が高まりました。私は、県公式HPに特設ページを設け、情報整理やSNS発信を行うとともに、感染状況や関連施策を伝える記者会見の準備・運営にも携わりました。迅速な情報発信のため、連日、記者会見を実施していた時期もあり、並行してHPリニューアル作業も進める必要があったため、非常に苦労したのを覚えています。
令和3(2021)年度には、人事異動で日本最大規模のスポーツ大会「国民体育大会(現在の「国民スポーツ大会」)」と「障害者スポーツ大会」の準備、運営を担う国体・障害者スポーツ大会局の施設調整課での勤務となりました。(現在は県の組織にありません。)感染症等の影響で、栃木県開催の前2~3年間は中止となっており、直近の開催経験がない中での開催となりました。さらに感染症流行下でのスポーツイベントということで、感染症対策や従来どおりにできない運営方法への対応など課題が山積していました。
加えて、開催前年度には感染症対策本部の要員として2か月弱、所属を離れ感染症対応に専念するなど、非常に大変であったのを覚えています。
Q それをどのように乗り越えましたか?
A 周りのサポートと上司や同僚の存在
私が困難を乗り越えられた最大の要因は、周囲のサポートでした。
広報課で災害や感染症対応に追われていた時期、HPのリニューアルとは別に大きな業務を任されていましたが、手が回らずにいました。その際、所属長から「その業務は自分に任せてほしい。今は災害対応に集中してほしい。」と声をかけていただき、早急に業務分担の見直しがなされました。おかげで、気兼ねなく優先すべき業務に専念できました。
また、地方公務員として「地域住民の生命と財産を守る」という使命感や、災害や感染症などのネガティブな出来事に対して迅速に対応する心構えを教えていただいたことも、大きな支えになりました。
夜遅くまで記者会見が続いた際には、人事管理を担当する上司が勤務制度の工夫を提案してくださり、朝遅めの出勤など柔軟な対応をしていただきました。
さらに、大変な状況下ではありましたが、第1子が生まれた際には育児休業を取れるようお図りいただきました。同時期に異動した先輩職員や、同じ担当としてともに業務を進め、休業中に対応いただいた同僚職員にも大変感謝しています。
国体・障害者スポーツ大会局での業務でも、課題に直面するたびに担当内で知恵を出し合い、協力して対応しました。大会当日は所属職員だけでは運営スタッフが足りず、他部局から多くの職員に応援いただきました。各所属の本来業務があるにもかかわらず、快く協力してくださったおかげで、イベントを成功に導くことができました。
広報課で災害や感染症対応に追われていた時期、HPのリニューアルとは別に大きな業務を任されていましたが、手が回らずにいました。その際、所属長から「その業務は自分に任せてほしい。今は災害対応に集中してほしい。」と声をかけていただき、早急に業務分担の見直しがなされました。おかげで、気兼ねなく優先すべき業務に専念できました。
また、地方公務員として「地域住民の生命と財産を守る」という使命感や、災害や感染症などのネガティブな出来事に対して迅速に対応する心構えを教えていただいたことも、大きな支えになりました。
夜遅くまで記者会見が続いた際には、人事管理を担当する上司が勤務制度の工夫を提案してくださり、朝遅めの出勤など柔軟な対応をしていただきました。
さらに、大変な状況下ではありましたが、第1子が生まれた際には育児休業を取れるようお図りいただきました。同時期に異動した先輩職員や、同じ担当としてともに業務を進め、休業中に対応いただいた同僚職員にも大変感謝しています。
国体・障害者スポーツ大会局での業務でも、課題に直面するたびに担当内で知恵を出し合い、協力して対応しました。大会当日は所属職員だけでは運営スタッフが足りず、他部局から多くの職員に応援いただきました。各所属の本来業務があるにもかかわらず、快く協力してくださったおかげで、イベントを成功に導くことができました。
Q その経験から得たものは何ですか?
A 粘り強さと感謝の気持ち
私が経験から得たものは、粘り強さと感謝の気持ちです。
災害や感染症は、多くの人にとって悲しい出来事であり、行政には多岐にわたる対応が求められます。どちらも業務への影響は大きく、振り返れば非常に大変でした。しかし、課題は職員一人で背負うものではなく、県職員は組織として向き合っています。だからこそ、つらい時期でもくじけず、「その業務にはどんな目的があるのか」を考え、解決に向けてできることを粘り強く取り組む姿勢が必要だと学びました。
また、感謝の気持ちも強く持つようになりました。
栃木県庁には一般行政部門だけでも4千人を超える職員がいて、130を超える職場(課室や出先機関)があります。その中で、数名単位の担当に分かれ、分担して業務を進めます。広報課時代も国体・障害者スポーツ大会局時代も、苦しい場面は多々ありましたが、上司や同僚の助けがあったからこそ乗り越えられました。
同期入庁した方で事情により県庁を離れた友人から、「県庁には優しくて良い人が多かった」という言葉を聞いたことがありますが、私自身もそう感じています。人事異動が前提の職場だからこそ、教え合い、後任者への引き継ぎを丁寧に行う文化があります。その文化を大切にし、感謝の気持ちを持って仕事に取り組むことが必要だと思います。
私は、入庁して12年目になりますが、過去にお世話になった職員と再び仕事をすることもあります。「あの時お世話になった○○さん」という印象を持ってもらえるようにすることで、業務がスムーズに進むことも多いです。だからこそ、今でも感謝の気持ちを忘れず、仕事に励むようにしています。
災害や感染症は、多くの人にとって悲しい出来事であり、行政には多岐にわたる対応が求められます。どちらも業務への影響は大きく、振り返れば非常に大変でした。しかし、課題は職員一人で背負うものではなく、県職員は組織として向き合っています。だからこそ、つらい時期でもくじけず、「その業務にはどんな目的があるのか」を考え、解決に向けてできることを粘り強く取り組む姿勢が必要だと学びました。
また、感謝の気持ちも強く持つようになりました。
栃木県庁には一般行政部門だけでも4千人を超える職員がいて、130を超える職場(課室や出先機関)があります。その中で、数名単位の担当に分かれ、分担して業務を進めます。広報課時代も国体・障害者スポーツ大会局時代も、苦しい場面は多々ありましたが、上司や同僚の助けがあったからこそ乗り越えられました。
同期入庁した方で事情により県庁を離れた友人から、「県庁には優しくて良い人が多かった」という言葉を聞いたことがありますが、私自身もそう感じています。人事異動が前提の職場だからこそ、教え合い、後任者への引き継ぎを丁寧に行う文化があります。その文化を大切にし、感謝の気持ちを持って仕事に取り組むことが必要だと思います。
私は、入庁して12年目になりますが、過去にお世話になった職員と再び仕事をすることもあります。「あの時お世話になった○○さん」という印象を持ってもらえるようにすることで、業務がスムーズに進むことも多いです。だからこそ、今でも感謝の気持ちを忘れず、仕事に励むようにしています。
所属企業
栃木県庁
栃木県では、市町村支援や地域の振興、デジタル化の推進や税の徴収、協働の推進や防災・危機管理、気候変動対策や資源循環の推進、県民の健康づくりや病気の予防、新規産業の育成や企業誘致、農業の担い手の確保や農産物のブランド力強化、道路・河川の管理や公共交通体系の整備など、私たちが豊かで安心して暮らせるとちぎをつくり、次の世代に引き継ぐための様々な取組を積極的に行っています。