一人のプロ野球選手から教わった“プロフェッショナルとしての意識”
Q 忘れられない一言を教えてください。どんなシーンで誰からの言葉ですか?
A 「好きな仕事をして、給料をもらう。こんなしあわせ、他にない」
現在、左官屋の広報業務を担当している私ですが、
元々は、文章を書くことを生業とするライターでした。
ある時、一人のプロ野球選手に取材した時のこと。
彼は、毎試合スタメンを張るような看板選手ではなく、
『守備固め』や『代走』での出場が多い“脇役タイプ”で
現役生活15年目をむかえたベテラン選手でした。
「いつ出番があるかわからない上、
出番のない試合もある。
そんな中で、どのようにしてモチベーションを
保っているのですか?」と聞いてみると
「大好きな野球を仕事にできる上、
お給料がもらえるんですよ?
こんなしあわせなこと、他にはないですよ」
そう笑顔で即答。
続けて「だからこそ自分に与えられた役割は、
大小にかかわらず(役割を)きちんとこなすための
準備は、決して怠りません。至極当然のことですよ」
先程の笑顔とは一転して、
真剣な表情で彼は語ってくれました。
厳しいプロ野球の世界を15年も生き抜いてきた
“プロフェッショナルならではの意識”というものを
痛いほど感じた瞬間でした。
元々は、文章を書くことを生業とするライターでした。
ある時、一人のプロ野球選手に取材した時のこと。
彼は、毎試合スタメンを張るような看板選手ではなく、
『守備固め』や『代走』での出場が多い“脇役タイプ”で
現役生活15年目をむかえたベテラン選手でした。
「いつ出番があるかわからない上、
出番のない試合もある。
そんな中で、どのようにしてモチベーションを
保っているのですか?」と聞いてみると
「大好きな野球を仕事にできる上、
お給料がもらえるんですよ?
こんなしあわせなこと、他にはないですよ」
そう笑顔で即答。
続けて「だからこそ自分に与えられた役割は、
大小にかかわらず(役割を)きちんとこなすための
準備は、決して怠りません。至極当然のことですよ」
先程の笑顔とは一転して、
真剣な表情で彼は語ってくれました。
厳しいプロ野球の世界を15年も生き抜いてきた
“プロフェッショナルならではの意識”というものを
痛いほど感じた瞬間でした。
Q その言葉が印象に残っている理由を教えてください。
A 「好きなことを仕事にできる人は、ほんの一握り」
かく言う私も、ライターという仕事をし、
毎月、会社からお給料をもらっていました。
“プロ野球選手” と “ライター”
職業こそ違えど、彼と私には
『好きな仕事をして、お給料をもらっている』
そんな共通点がありました。
とは言うものの、当時の私は、締切間際は遅くまで残業。
休日出勤になって、プライベートの予定を泣く泣く変更。
そんなことも日常茶飯事で、モチベーションが低下気味。
今思うと“自発的に仕事をこなす”というよりは、
仕事を“やらされている”部分もあったのかもしれません。
一方で、取材をしたプロ野球選手は、
どんな役割だったとしても自分の仕事にプライドを持ち、
来るべき時に備えて、最善の準備をしていました。
「世の中には、生きるために好きじゃない仕事をして、
給料をもらっている人がたくさんいます。
そう考えたら、どんな役割でも受け入れられますよね?
確かに大変なこともあるけど、そこは大好きな仕事
(野球)でメシを喰えているワケですから」
取材をしている反面、私自身が
エールを送られているかのような
不思議な気持ちが入り混じっていたのを
今でも覚えています。
毎月、会社からお給料をもらっていました。
“プロ野球選手” と “ライター”
職業こそ違えど、彼と私には
『好きな仕事をして、お給料をもらっている』
そんな共通点がありました。
とは言うものの、当時の私は、締切間際は遅くまで残業。
休日出勤になって、プライベートの予定を泣く泣く変更。
そんなことも日常茶飯事で、モチベーションが低下気味。
今思うと“自発的に仕事をこなす”というよりは、
仕事を“やらされている”部分もあったのかもしれません。
一方で、取材をしたプロ野球選手は、
どんな役割だったとしても自分の仕事にプライドを持ち、
来るべき時に備えて、最善の準備をしていました。
「世の中には、生きるために好きじゃない仕事をして、
給料をもらっている人がたくさんいます。
そう考えたら、どんな役割でも受け入れられますよね?
確かに大変なこともあるけど、そこは大好きな仕事
(野球)でメシを喰えているワケですから」
取材をしている反面、私自身が
エールを送られているかのような
不思議な気持ちが入り混じっていたのを
今でも覚えています。
Q その言葉から得たものは何ですか?
A 座右の銘『明日やろう は バカ野郎』
その取材以来、どんなに疲れていようと、
どんなに帰宅時間が遅くなろうと
その日のうちにできる次の仕事への準備は、
必ずして帰るようになりました。
当時と勤める会社は変わりましたが、
仕事に臨むその姿勢は変わっていません。
現在は、学生採用にむけた
自社のパンフレットや広告の制作にも
企画の段階から携わっていますが、
“作り手の独りよがり”になるのではなく
受け手に制作側の意図がきちんと伝わるような
“見る人ファーストの広告づくり”を心がけています。
近年、発信される情報が複雑化・多様化する中で
“左官”を知らない若い世代に対して、
どのような方法で、仕事内容を理解してもらうのか?
左官業に興味・関心を持ってもらうためには何が有効か?
どうやったら左官職人をめざしてもらえるか?
伝える方法は、非常に多岐にわたります。
だからこそ“正確な情報を、より魅力的に”
私自身が長年、商業広告に携わる中で得た
さまざまな経験とあらゆる手法を駆使しつつ、
自分が今できる最善の準備を忘れず
日々の業務に励んでいます。
あの時、一人のプロ野球選手が教えてくれた
大切な言葉を胸に。
どんなに帰宅時間が遅くなろうと
その日のうちにできる次の仕事への準備は、
必ずして帰るようになりました。
当時と勤める会社は変わりましたが、
仕事に臨むその姿勢は変わっていません。
現在は、学生採用にむけた
自社のパンフレットや広告の制作にも
企画の段階から携わっていますが、
“作り手の独りよがり”になるのではなく
受け手に制作側の意図がきちんと伝わるような
“見る人ファーストの広告づくり”を心がけています。
近年、発信される情報が複雑化・多様化する中で
“左官”を知らない若い世代に対して、
どのような方法で、仕事内容を理解してもらうのか?
左官業に興味・関心を持ってもらうためには何が有効か?
どうやったら左官職人をめざしてもらえるか?
伝える方法は、非常に多岐にわたります。
だからこそ“正確な情報を、より魅力的に”
私自身が長年、商業広告に携わる中で得た
さまざまな経験とあらゆる手法を駆使しつつ、
自分が今できる最善の準備を忘れず
日々の業務に励んでいます。
あの時、一人のプロ野球選手が教えてくれた
大切な言葉を胸に。
この記事を書いた人物
職種:
企画・マーケティング系
出身学部:
ビジネス系
経歴:
経済系学部を卒業後、商業広告に携わる会社へ入社。
担当業務は原稿執筆も、現場であらゆる制作業務に従事。
結果、企画立案にはじまり、取材・原稿執筆・デザイン・
スチール撮影・動画編集まで、クリエイティブワークなら
何でもこなす 自称 “ハイパーマルチクリエイター” と化す。
その後、縁あって左官屋の広報に転職。現在は広報課に所属し、
各種広告制作やSNS運用の広報業務全般に加え、採用業務も担当。
『書いて、撮って、作って、採る』
巷を席巻する 二刀流 ならぬ “多刀流” 広報 として
左官業の周知・魅力発信のため、宮城県内外を奔走している。
担当業務は原稿執筆も、現場であらゆる制作業務に従事。
結果、企画立案にはじまり、取材・原稿執筆・デザイン・
スチール撮影・動画編集まで、クリエイティブワークなら
何でもこなす 自称 “ハイパーマルチクリエイター” と化す。
その後、縁あって左官屋の広報に転職。現在は広報課に所属し、
各種広告制作やSNS運用の広報業務全般に加え、採用業務も担当。
『書いて、撮って、作って、採る』
巷を席巻する 二刀流 ならぬ “多刀流” 広報 として
左官業の周知・魅力発信のため、宮城県内外を奔走している。
所属企業
クレア工業株式会社
東北を代表する左官業のリーディングカンパニー「クレア工業」。建設業に属する弊社では、鏝(こて)と呼ばれる道具を駆使する『左官職人』が多数活躍中!主に大型ビルやマンション、病院、学校などの鉄筋コンクリート造の建物の壁や天井、床などにモルタルを塗り、表面や角を整えたり、住宅の内壁・外壁を仕上げたりします。“自分の携わった建物が形になって残る”という点が、この仕事ならではの一番の喜びです。