県民の安全・安心で快適な暮らしづくり～愛媛県総合土木職の仕事～

　総合土木職は、土木分野、農業土木分野を問わず、県内の様々なインフラ整備の計画から完成まで携わることができます。
　生活の中で普段何気なく通っている道路は、快適に通れるよう舗装修繕や拡幅を行ったり、街を流れる河川は、豪雨による増水にも耐えられるよう護岸の改修を行ったりするなど、県民がより安全・安心で快適に暮らせるよう日々業務に取り組んでいます。
　他にも、港湾、砂防、公園、ダムなど様々な分野に携わり、多種多様な経験を通して、幅広い知識を身につけることができます。
　私自身も土木分野では「道路」、農業土木分野では「ため池」などの計画から発注、工事の監督に携わったほか、災害により被災した道路や河川施設の復旧事業も経験し、多くのことを学びました。
　最初は覚えることも多いですが、周りのサポートも受けながら日々やりがいを感じられる職場です。

　私が最も楽しいと感じる瞬間は、工事が完成した瞬間です。
　一つの工事が完成するまでには、測量・調査・設計業務や工事の発注及び監督業務を行うほか、工事に必要な土地の取得等のため、地元へ事業説明会を開催するなど、地元や国・市町、受注業者と様々な調整を行います。
　関係者と様々な調整を行う中で、前例がないようなことや想定外なことが発生した場合は、大変に感じることもありますが、仕事は一人で行っているわけではありません。周りの人がしっかりサポートしてくれるので、安心してください。
　そして、工事が完成すれば、大きな達成感を得ることができ、何より自分の仕事が地図に残り、地域の皆さんに喜ばれ、利用されていることが実感できたときに充実感とともに楽しさが感じられます。