忘れられないシゴトでの一言
Q 忘れられない一言を教えてください。どんなシーンで誰からの言葉ですか?
A ミスした時の上司からの言葉
勤務している「九州経済産業局」は、経済・産業の発展、鉱物資源やエネルギーの安定・効率的な供給の確保に向け、経済産業省の施策を九州で展開するブロック機関です。私は2025年4月に入省し、現在は中小企業支援や商店街振興に取り組む産業部で、中小企業・個人事業主が申請した経営計画を審査・認定する業務を担当しています。認定を受けた中小企業・個人事業主は、マネジメント向上や設備投資に向けて税制や金融の支援が受けられるという制度です。
審査・認定業務では、各自が担当した案件を担当者同士でダブルチェック・トリプルチェックをした後、行政としての意思決定の内容について上司の判断を仰ぐ「決裁」という手続があります。中小企業・個人事業主から多くの申請が寄せられるため、決裁を得るための文書を作成する「起案」の回数も多く、最初は上司や先輩が起案の作業を担当していましたが、私も5月ごろに受け持つようになりました。文書システム上で判断を仰ぐための文章を作成し、申請書類等の関係ファイルをアップロード・添付して、部署の先輩・上司などの決裁者の設定をするなどの作業です。
忘れられない一言は、私が起案でミスをした時に、上司である課長補佐からかけられた言葉です。決裁の内容に不備があった場合、その案件自体をやり直す手続(廃案・再決裁)をしなければいけません。夕方になって必要になってしまった廃案・再決裁の作業を終え、担当部署として一息をついたタイミングだったと思います。部署のメンバーがいる中、上司が一言、少し独り言のように「あぁ、楽しかった」と言ってくれました。
審査・認定業務では、各自が担当した案件を担当者同士でダブルチェック・トリプルチェックをした後、行政としての意思決定の内容について上司の判断を仰ぐ「決裁」という手続があります。中小企業・個人事業主から多くの申請が寄せられるため、決裁を得るための文書を作成する「起案」の回数も多く、最初は上司や先輩が起案の作業を担当していましたが、私も5月ごろに受け持つようになりました。文書システム上で判断を仰ぐための文章を作成し、申請書類等の関係ファイルをアップロード・添付して、部署の先輩・上司などの決裁者の設定をするなどの作業です。
忘れられない一言は、私が起案でミスをした時に、上司である課長補佐からかけられた言葉です。決裁の内容に不備があった場合、その案件自体をやり直す手続(廃案・再決裁)をしなければいけません。夕方になって必要になってしまった廃案・再決裁の作業を終え、担当部署として一息をついたタイミングだったと思います。部署のメンバーがいる中、上司が一言、少し独り言のように「あぁ、楽しかった」と言ってくれました。
Q その言葉が印象に残っている理由を教えてください。
A 『失敗してもいいよ』
ミス自体は審査・認定の内容に関わるような重大なものではなく、システム上でファイルを添付する箇所が違っていたというような、内部の事務的なものでした。とはいえ、私のミスでもう一度手続をやり直すことになってしまった時の出来事です。既に夕方というタイミングでもありましたし、部署の負担が増えてしまったことを申し訳ないと思っていたのですが、上司からのこの一言で少し気が楽になりました。
その後、改めて行われた上司とのフィードバックの中では「失敗していいよ」とも言っていただけました。「失敗しても、できるようになるまでやればいいんだから」と。もちろん行政の意思決定ですので、決してミスが許されない局面もいつか業務上で訪れると思います。ですが、この時の上司のスタンスから「失敗は絶対にダメだ」というのはある意味、自分の固定観念だったことに気づかされました。失敗も当然あるものとして、一つの経験として、自分の力に変えられればいいですよね。
ちなみに、このミスの具体的な再発防止策としては、起案の際に気をつける点をチェックシートにまとめ、活用していくことになりました。
その後、改めて行われた上司とのフィードバックの中では「失敗していいよ」とも言っていただけました。「失敗しても、できるようになるまでやればいいんだから」と。もちろん行政の意思決定ですので、決してミスが許されない局面もいつか業務上で訪れると思います。ですが、この時の上司のスタンスから「失敗は絶対にダメだ」というのはある意味、自分の固定観念だったことに気づかされました。失敗も当然あるものとして、一つの経験として、自分の力に変えられればいいですよね。
ちなみに、このミスの具体的な再発防止策としては、起案の際に気をつける点をチェックシートにまとめ、活用していくことになりました。
Q その言葉から得たものは何ですか?
A 部下を持ったときのお手本に
業務に取り組むスタンスとして、「たとえ失敗してしまっても、その後にきちんとフォローができればいい」と考えられるようになりました。作業をするにあたっても、良い意味で肩の力を抜くというか、あまり緊張しすぎず、前向きに取り組めるようになった気がします。
それから何より、自分もこの上司のように、周りのミスをフォローできる職員になりたいと思いました。この方は普段から、業務で分からない点があっても優しく的確に教えてもらえるので、私としてはとても質問がしやすいんです。入省してもうすぐ1年になり、春には後輩職員が入ってきます。将来的にはきっと部下を持つことにもなると思いますが、この時の上司の一言を忘れず、自分が仕事をしていく上でのお手本にしていきたいです。
それから何より、自分もこの上司のように、周りのミスをフォローできる職員になりたいと思いました。この方は普段から、業務で分からない点があっても優しく的確に教えてもらえるので、私としてはとても質問がしやすいんです。入省してもうすぐ1年になり、春には後輩職員が入ってきます。将来的にはきっと部下を持つことにもなると思いますが、この時の上司の一言を忘れず、自分が仕事をしていく上でのお手本にしていきたいです。
所属企業
九州経済産業局
九州経済産業局は、経済産業省の地方ブロック機関です。
国家公務員として、福岡から九州経済を活性化させるための各種政策を企画・実行しています。
活力ある九州の実現のため、中小企業支援や海外展開支援といった産業振興から、エネルギー対策、消費者保護に至るまで、多岐に渡る業務を担っています。
自治体や経済団体などの関係機関と連携しながら、九州経済の持続的な成長に向けて様々な経済産業施策を展開しています。