設計職の魅力と挑戦

この記事を書いた人物：: 安藤　雅浩・仙台事務所　技術部所属

記事テーマ：: シゴト図鑑　～仕事内容・身につくスキル＆必要なスキル～

Q 現在の職業をひとことで表すと？また仕事内容や目標指標を教えてください。

A 管路設計のプロフェッショナルを目指して：上水道設計技師の歩み

現在の職業をひとことで表すと？
上水道の設計技師をしています。

仕事内容や目標指標を教えてください。
仕事内容は主に上水道の設計を担当しています。特に管路の設計の仕事が今は多いですね。まだ3年目で先輩の補助だったりをすることのほうが多いのですが、ようやく1人でできる仕事も出てきました。いろいろな業務を平行してやらないければいけないので、コツコツと設計をしていかないといけませんが、お客様へ納品をする際にはとても達成感を感じます。

設計の仕事は5年以上経過しないと、なかなか1人前にはなれないので、これからもどんどん知識を増やしていき、行く行くは先輩方がやっている大きなプロジェクトも出来るようになっていきたいと考えています。具体的には、上水道の設計において、より効率的で持続可能なシステムを構築することを目指しています。
将来的には、地域社会に貢献できるような大規模なプロジェクトに携わり、持続可能なインフラの構築に寄与したいと考えています。

Q この職業で最も楽しいと感じる瞬間と大変な瞬間はいつですか？

A 管路設計の楽しさと大変さ

楽しいと感じる瞬間は、やはり設計が終わってお客様先へ納品出来た時ですね。いろんなケースがありますが、だいたい設計から納品までには3～4ヶ月かかることがあります。なのでお客さんに納品できた際は、「ふ～、終わった～！」っていう達成感が味わえます。

大変な瞬間は、管路設計はだいたい事前に頂いた図面から情報を読み取りながら、社内でCADを利用しながら行います。しかし、設計が終わり実際に管路を設置する現地にいってみると、図面と現地とで少し情報が違ったり、イレギュラーなことが起きたりします。イレギュラーに対応するのが難しいですし、再度設計をやり直したり、お客様とお打ち合わせし、お客様の要望と納得できる形で納品しないといけないので、その場合が大変かなと感じますね。
ただ、それを乗り越えた先にある達成感はすごいので、頑張っています。(笑)

Q この職業で身につくスキル＆あると良いスキルは何ですか？

A 地域役所や外注先との連携術

コミュニケーション能力が身につく＆あると良いスキルかなと思います。設計職と言っても、設計のみするだけではなく、設計をしていく際にお客様である地域の役所の方や外注先の企業様とお打ち合わせをする必要があるため、設計した図面について説明する力も必要となってくる仕事です。

また、資材の選定や設計の仕方などによっても費用が変わってくる場面もあり、営業力も身についていくのかなと思いました。さらに、問題解決能力も重要です。設計の過程で発生する様々な課題に対処し、効率的にプロジェクトを進めるためには、これらのスキルが欠かせません。