責任あるものづくりの現場で成長する——合成樹脂製造の仕事を徹底紹介
- この記事を書いた人物:
- 我妻秀人・東北工場 製造課
- 記事テーマ:
- シゴト図鑑 ~仕事内容・身につくスキル&必要なスキル~
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Q 現在の職業をひとことで表すと?また仕事内容や目標指標を教えてください。
A 1人1製品を任される現場で、技術と責任を積み重ねる仕事
私の職業をひとことで表すと、「合成樹脂の製造を通して、製品を“つくり切る”責任を担う仕事」です。私は東北工場の製造課に所属し、主に自社で開発・販売している合成樹脂の製造に携わっています。私たちの工場では、8割ほどが自社製造品であり、親会社からの委託製品は2割ほどです。自社製品が中心のため、製造工程への深い理解や、安定した品質をつくる責任が大きいと感じています。
勤務形態は四直三交代制で、私は5名チームの一員として働いています。同じ班のメンバーと協力しながら、勤務時間内にどこまで進めるかという“小さな目標”を日々積み重ねています。業務そのものは基本的に「一人一製品」を担当する形ですが、工程はまたがるため、引き継ぎが非常に重要になります。「どこまで進めたか」「次に何をしてほしいか」「注意すべき点は何か」を正確に伝えることも、この仕事の大切な役割です。
また私は今、製品の最終工程である“調整”について、システム化に挑戦しています。この最終工程は、投入量の計算や微調整によって製品の品質が大きく変わる部分で、本来は経験が必要な作業にも関わらず、新入社員が任されるケースもあります。少しでも間違うと製品が使えなくなってしまうため、非常にプレッシャーのかかる工程です。そこで私は、過去データをもとにした自動計算システムを構築し、「根拠のある投入量」を提示できる仕組みづくりに取り組んでいます。これが完成すれば、新入社員の負担を大きく減らし、品質の安定にもつながると考えています。
私が今掲げている目標は、将来的には班長としてチームをまとめる立場に進むことです。仕事を始めたばかりの頃は、学ぶことが多く不安もありましたが、日々積み重ねていく中で小さな成長を実感できることが、この仕事の魅力だと思っています。
勤務形態は四直三交代制で、私は5名チームの一員として働いています。同じ班のメンバーと協力しながら、勤務時間内にどこまで進めるかという“小さな目標”を日々積み重ねています。業務そのものは基本的に「一人一製品」を担当する形ですが、工程はまたがるため、引き継ぎが非常に重要になります。「どこまで進めたか」「次に何をしてほしいか」「注意すべき点は何か」を正確に伝えることも、この仕事の大切な役割です。
また私は今、製品の最終工程である“調整”について、システム化に挑戦しています。この最終工程は、投入量の計算や微調整によって製品の品質が大きく変わる部分で、本来は経験が必要な作業にも関わらず、新入社員が任されるケースもあります。少しでも間違うと製品が使えなくなってしまうため、非常にプレッシャーのかかる工程です。そこで私は、過去データをもとにした自動計算システムを構築し、「根拠のある投入量」を提示できる仕組みづくりに取り組んでいます。これが完成すれば、新入社員の負担を大きく減らし、品質の安定にもつながると考えています。
私が今掲げている目標は、将来的には班長としてチームをまとめる立場に進むことです。仕事を始めたばかりの頃は、学ぶことが多く不安もありましたが、日々積み重ねていく中で小さな成長を実感できることが、この仕事の魅力だと思っています。
Q この職業で最も楽しいと感じる瞬間と大変な瞬間はいつですか?
A 予測がハマる面白さと、体力勝負の現実。現場のリアルなやりがい
私がこの仕事で最も楽しいと感じる瞬間は、大きく分けて二つあります。一つ目は、「製品を一つ丸ごと自分の力でつくり切れた」と実感できたときです。私たちの工場では多くの種類の製品を扱っており、それぞれ工程も性質も異なります。入社した当初は覚えることが山ほどあって圧倒されましたが、三年目に入った頃から、ひとつの製品の全工程を自分一人で任され、最後までやり遂げられた瞬間がありました。そのときの達成感は非常に大きく、「自分はちゃんと成長できている」と実感した出来事でした。
二つ目は、予測どおりに生産が進んだ瞬間です。同じ製品でも、原料の状態や気温などによって反応が微妙に変わり、前回のロットとまったく同じ動きをするとは限りません。だからこそ、「今回はこういう挙動になるだろう」と予測しながら作業を進めるのですが、その予測がぴったりはまったときは本当に気持ちがいいです。経験が積み重なっていることを実感でき、仕事のおもしろさを強く感じます。
一方で、危険物を扱う業務もあるため、緊張感をもって作業にあたる場面もあります。そのため、安全を最優先に、日々細心の注意を払って作業を行うことを徹底しています。
このように、楽しい瞬間と大変な瞬間はどちらも日々の業務の中で訪れます。しかし、達成感や成長を実感できる機会が多いからこそ、続けていける仕事だと思っています。
二つ目は、予測どおりに生産が進んだ瞬間です。同じ製品でも、原料の状態や気温などによって反応が微妙に変わり、前回のロットとまったく同じ動きをするとは限りません。だからこそ、「今回はこういう挙動になるだろう」と予測しながら作業を進めるのですが、その予測がぴったりはまったときは本当に気持ちがいいです。経験が積み重なっていることを実感でき、仕事のおもしろさを強く感じます。
一方で、危険物を扱う業務もあるため、緊張感をもって作業にあたる場面もあります。そのため、安全を最優先に、日々細心の注意を払って作業を行うことを徹底しています。
このように、楽しい瞬間と大変な瞬間はどちらも日々の業務の中で訪れます。しかし、達成感や成長を実感できる機会が多いからこそ、続けていける仕事だと思っています。
Q この職業で身につくスキル&あると良いスキルは何ですか?
A この仕事で身につくのは、教科書では学べない“現場力”です
この仕事を通して身につくスキルは、皆さんが想像されている以上に幅広いものです。意外に思われるかもしれませんが、まず大きく伸びるのは「コミュニケーション能力」です。私たちの職場では、途中で別の班に作業を引き継ぐ必要があります。
そのため、「自分がどこまで進めたのか」「次に何をしてほしいのか」「注意点は何か」を、相手に正確に伝えることが求められます。相手が理解しやすい伝え方を考えたり、相手の状態を見て説明の濃さを変えたりと、ただ話すだけではない“仕事としてのコミュニケーション”が鍛えられる環境です。
また、製品の性質を理解し、状況を判断して工程を進めていくための「観察力」や「判断力」も身につきます。同じ製品でも、その日の気温や原料の状態によって挙動が変わるため、過去のデータと照らし合わせながら予測を立てる必要があります。自分の考えた予測どおりに反応が進むと、確かな成長を実感できます。
また、危険物を扱うため、安全に対する意識や知識も深く身についていきます。
反対に、入社前に“あると良いスキル”としては、化学的知識が挙げられます。私は経済学部出身で、前職は営業職でしたので、化学についてはほとんど知識がありませんでした。入社後に必要性を感じ、危険物取扱者や衛生管理者など、国家資格を7つ取得してようやく理解が追いついてきたと感じています。もちろん、会社のサポートもありますし、入ってから学んでも十分間に合います。ただ、基礎的な化学への理解が少しでもあると、最初の壁は越えやすいかもしれません。
とはいえ、この仕事で最も必要なのは“学ぶ姿勢”だと思います。知識は入社後に身につけられますし、努力はしっかり評価される環境です。私自身、文系出身でしたが、学ぶ姿勢さえあれば成長できることを実感しています。
そのため、「自分がどこまで進めたのか」「次に何をしてほしいのか」「注意点は何か」を、相手に正確に伝えることが求められます。相手が理解しやすい伝え方を考えたり、相手の状態を見て説明の濃さを変えたりと、ただ話すだけではない“仕事としてのコミュニケーション”が鍛えられる環境です。
また、製品の性質を理解し、状況を判断して工程を進めていくための「観察力」や「判断力」も身につきます。同じ製品でも、その日の気温や原料の状態によって挙動が変わるため、過去のデータと照らし合わせながら予測を立てる必要があります。自分の考えた予測どおりに反応が進むと、確かな成長を実感できます。
また、危険物を扱うため、安全に対する意識や知識も深く身についていきます。
反対に、入社前に“あると良いスキル”としては、化学的知識が挙げられます。私は経済学部出身で、前職は営業職でしたので、化学についてはほとんど知識がありませんでした。入社後に必要性を感じ、危険物取扱者や衛生管理者など、国家資格を7つ取得してようやく理解が追いついてきたと感じています。もちろん、会社のサポートもありますし、入ってから学んでも十分間に合います。ただ、基礎的な化学への理解が少しでもあると、最初の壁は越えやすいかもしれません。
とはいえ、この仕事で最も必要なのは“学ぶ姿勢”だと思います。知識は入社後に身につけられますし、努力はしっかり評価される環境です。私自身、文系出身でしたが、学ぶ姿勢さえあれば成長できることを実感しています。
所属企業
DIC北日本ポリマ株式会社
DIC北日本ポリマ株式会社は、DICグループの一員としてフェノール樹脂を中心とした多様な樹脂製品を製造し、地域と産業の発展に貢献している化学メーカーです。
1977年設立以来、宮城と北海道の2拠点で事業を展開し、時代のニーズに応える高品質な素材を提供しています。
社員が安心して働ける環境づくりにも力を入れており、ものづくりを通じて社会に価値を届けたい方に適した企業です。