ページの先頭です。

本文へ移動する。

オープン・
カンパニー

インターンシップとの違い、特徴とメリット

2023年度からインターンシップのあり方が大きく変わり、4つの類型に分けられることになりました。
この記事ではその中のひとつ、「タイプ1:オープン・カンパニー」について紹介します。

オープンカンパニーとは?

短期間プログラムで就業体験の有無を問わないイベントを指します。オープンキャンパスの企業・業界・仕事版というイメージです。
具体的には、従来インターンシップに類する活動として行われていた、短期間の会社説明や社員座談会、会社見学などのプログラムが分類されます。短期間で就業体験の有無を問わないプログラムは、インターンシップではないと定義されたと言えます。

新たな分類におけるインターンシップでは、
・期間:汎用的能力活用型は5日間以上。専門活用型は2週間以上 ・就業体験:必須。参加期間の半数を職場で就業体験 という条件を満たすことが必要になりました。

4類型のポイント整理(簡略版)

なぜ新たな分類が生まれたのか?

昨今、デジタル技術を活用しながらイノベーションを起こしていく社会「Society5.0」への移行が始まり、企業側は自律的にキャリア形成ができる多様な人材を求めています。一方で学生は、「人生100年時代」「VUCA時代」※1といった、先が見えづらく変化の激しい時代を生き抜くために、学生自身が早い段階から主体的に自らのキャリア形成を考える能力を高めることが重要になってきました。

また、従来のインターンシップは目的や形態が多様化していたこともあり、インターンシップの本来の目的である「学生のキャリア形成支援」が十分に発揮されていないのではという意見もありました。

そこで「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」は、企業と学生のマッチングを高めつつキャリアを主体的に考えられるように「学生のキャリア形成支援活動」という枠組みでプログラムをまとめ直し、4類型に分類しました。

これは、2022年6月に文部科学省・厚生労働省・経済産業省によって改正された「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方(三省合意)」にも記載されています。

※1「VUCA(ブーカ)」とは、Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字をつなぎ合わせた言葉です。これら4つの要因により、現在の社会情勢や経済環境が予測困難な状況に直面しているということを表します。

採用活動への影響は?

新たな分類は採用活動にどのような変化を与えるのでしょうか。

近年インターンシップが採用活動において重要な位置づけを担っていましたが、その内容は、今回のタイプ1:オープン・カンパニーに分類されるようなものも多かったのが実情です。

明確に区分けされることにより、学生側、企業側双方にとって、
「オープン・カンパニーを実施する(参加する)」
「インターンシップを実施する(参加する)」
という意識が働くことになります。

今後の採用活動において、自社の目的と各タイプの特徴をしっかりと捉えて施策を検討することが必要になります。

オープン・カンパニーで差をつけるためには

オープン・カンパニーでは、参加した学生の個人情報は採用活動に利用することはできませんが、学生に対して自社の情報を届け、アピールすることが可能です。

採用難の昨今に自社が求める人材を採用するためには、オープン・カンパニーを活用し他社と差をつけることが必要となってくるでしょう。

では、どのようなオープン・カンパニーが必要となってくるのでしょうか。
まず押さえておきたいのは、採用説明会とは異なる、という点です。

定義上オープン・カンパニーは会社説明会のようなものである印象を受けますが、採用活動における説明会と違い、自社に対する理解や志望度が不十分な学生に対して行うことが想定されます。

また、通常会社説明会では参加した学生に対して今後の採用フローなどを説明し、具体的なアクションを指示することがありますが、オープン・カンパニーではそれができません。学生に対してしっかりと自社を印象付けて就活本番時に選択肢に入る状態を作ることが必要となるでしょう。

まず興味を持ってもらう、そして印象に残す。
その両観点から、学生にとってメリットのあるコンテンツ設計にすることがポイントです。

タイプ1とタイプ3の比較

上記は一例ですが、単なる説明会のような立て付けでは、その会社に元々興味を強く持っている学生以外には訴求力が弱いことがイメージいただけるかと思います。

学生に対してのメリットの作り方は様々考えられますが、最終的に自社を就職先として興味を持ってもらうために、業界や仕事に関する内容を絡めることが必要でしょう。

「学び」が一つのポイントに

自社の業界や仕事内容を絡めつつ、学生にとってメリットがある立て付けにするために、「学び」の要素を加えることをおススメします。

業界構造は学生の生活にも関連しますし、ビジネススキルは日常生活に転用できるものも多くあります。
「学び」という切り口で設計することで、自社の仕事や業界を自然に絡めることができます。

このとき、実際に実務でそのスキルを活かしている先輩社員などにも協力してもらい、実際の業務シーンを具体例として挙げながら伝えることで、自社の業務に対する解像度を上げることも期待できます。

仕事と絡めた学びの例

まとめ

自社の業界や仕事内容を絡めつつ、学生にとってメリットがある立て付けにするために、「学び」の要素を加えるのがおススメです。

業界構造は学生の生活にも関連しますし、ビジネススキルは日常生活に転用できるものも多くあります。
「学び」という切り口で設計することで、自社の仕事や業界を自然に絡めることができます。

My CareerStudyでは【学び】を通じて訴求をし【新たな出会い】を作ることができるサービスです。興味のある方は是非資料のダウンロードやお問い合わせをいただけると幸いです。

資料請求をして料金を確認する