(左から)伊藤 大智/人材開発部、大室 賢司/人材開発部

ミネベアミツミ株式会社

[半導体・電子・電気機器]

講座タイトル

"理系の学びはどう活きるか?"

職種×専攻マッチングセミナー

(電子部品メーカー)

受賞講座の概要

本講座では、電子部品メーカーのミネベアミツミが理系の専攻と職種のマッチングについて解説しました。自身の学びがどう活きるか、理系にどんな職種があるのか、ミネベアミツミを一例としてご紹介しています。幅広い技術を有するミネベアミツミでは、エンジニアとして入社した後に携われる事業も多岐に渡り、学生の皆さんが想像する以上に活躍の場があります。「電子部品業界に興味がある!」「理系の学びの活かし方が知りたい!」方におすすめのコンテンツです。理系を専攻したけど、今後どう学んで良いか不安を持っている方はこの講座をぜひ参考にしてみてください。

『職種×専攻のマッチング』は
学生時代に誰もが不安を抱えるもの。
幅広く活躍できることを知ってほしい。


――大賞に選ばれたご感想をお聞かせください。
伊藤:このような名誉ある賞をいただくことができ、驚いたというのが正直な感想です。学生にとって有益な情報を届けたいと考えた結果​​『職種×専攻のマッチング』を題材にし、学生の皆さんから評価いただいたことを大変うれしく思います。私自身、大学時代は機械系を専攻していましたが、仕事への活かし方や、職種とのつながりをイメージできませんでした。同じように悩む学生もいるだろうと考えたのが企画の原点になりました。
大室:普段の採用活動から『職種×専攻のマッチング』に悩みを抱える学生は少なくないと感じています。もし「専攻を活かさないとダメだ」と思い込んでいる人がいたら、専攻から外れても幅広く活躍できるフィールドがあることを知ってほしい。ミネベアミツミを例にすると、多角的に事業を展開する世界でも類を見ない精密部品メーカーですが、​20年30年と仕事の中で培われる膨大な経験は、学生時代の学びを大きく超えます。そのような仕事で得られる楽しさを信じて、不安になり過ぎず充実した学生生活を送ってほしいです。

BtoB企業のおもしろさとは何か。
世界で活躍できるニッチトップの技術は、
未来を変革するものづくりを支える。


――講座制作のエピソードをお聞かせください。
伊藤:まず理系に特化して、学生の役に立てる内容を心がけました。私たちミネベアミツミはBtoBの部品メーカーで、BtoCの企業と比べ認知度が低いです。しかしながら、家電・ゲーム機・自動車といった皆さんの身近な生活を支えるものや、これからの時代を進化させるロボットなど、さまざまなチャレンジができる企業だと自負しておりますので、「こんなおもしろい企業や業界があるんだな」と感じていただくために​​、講座の内容を練り上げました。
大室:ものづくり業界は大変おもしろいと思います。弊社の場合は、社内に幅広い技術があるので、エンジニアとして入社した後に携われる技術や経験も多岐に渡ります。それは職種の選択だけではありません。技術と技術の組み合わせによっては、皆さんが想像する以上に活躍の場があります。世の中にないものを開発できるものづくりの可能性は、無限大といってもいいかもしれません。

まだ職種を絞るのはもったいない。
ものづくりへの好奇心を高めて、
キャリアを拓く可能性を広げよう。


――講座で学生に伝えたいこと、今後やってみたい講座があればお聞かせください。
伊藤:「ものづくりの職種といえば、設計開発でしょ」というイメージから、「設計開発以外にもおもしろそうな職種、自身に合いそうな職種があるんだ」というイメージへ、業界に対する印象が好転してもらえるとうれしいです。例えば設計開発といえば、機械系や電気系の方が中心ですが、弊社では化学系や物理系の方も設計開発に挑戦しています。大学1〜2年の段階では職種を絞らず、ものづくりへの好奇心を高めてほしいです。
大室:やはり学生さんはリアリティを求めている部分もありますので、実際に専攻を活かして就職した先で、若手社員がどんなキャリアを積んでいるのか知りたいと考えているかもしれません。大学時代を振り返った若手社員が、大学1〜2年生のときに「どんなことを学んでおけばよかった」と思うのか、弊社の若手社員にインタビューした動画を講座にするのも良いかもしれません。

学生へのメッセージ

伊藤:将来のことを考えながらワクワクした気持ちでいろんな講座を是非受講してみてください。そのきっかけが、自身の将来を大きく変えるきっかけになる可能性を秘めています。ミネベアミツミでもMy CareerStudyを通じて、今後もあらゆる講座を提供してまいりますので、皆さんの受講をお待ちしております。
大室:博学な教授のもとで学べる環境って実はとても恵まれていて、そのことは社会に出てから改めて気づくものです。まずは学生時代の学び(専攻)を大切にして、社会で活躍できる地力をつけてください。きっとキャリアを歩む上で、自信になると思います。これからも、工夫を凝らし学生の皆さんに役立つコンテンツを提供できるよう邁進してまいります。