


(左から)京川 吉正/サステイナビリティ経営本部 コーポレートコミュニケーション部長兼秘書室長/塩野義製薬株式会社、森 雄亮/コーポレートガバナンス部 コーポレートコミュニケーショングループマネージャー/住友ファーマ株式会社、長谷川 千明/総務部総務グループ シニアエキスパート/富士フイルム富山化学株式会社


日本製薬工業協会
[財団・社団・その他団体]
講座タイトル
先輩に学ぶ!
自分に合った業界選択のポイント
受賞講座の概要
本講座では、MRと研究職という異なるキャリアを持つ若手職員の姿を紹介し、製薬業界の社会的意義や魅力を、文理を問わず幅広い学生に感じてもらえるように工夫しています。学生時代と現在を比較した先輩たちの「成長」と「変わらず大切にしている価値観」に触れながら、自分に合った業界選択のポイントについて知ることができます。
――入賞に選ばれたご感想をお聞かせください。
京川:今回の受賞は、これから世界中に羽ばたき新しい社会を創っていかれる学生の皆さんに、製薬業界が持つ社会的な意義や魅力についてしっかりとご理解いただけた証ではないかと考えます。特に、学生の皆さん自身による審査で高く評価をしていただけたことは、私たちが「学生の皆さんと同じ目線で考えたい」との想いで活動をしてきた姿勢が報われた気がして、本当に嬉しく思います。
森:製薬業界各社の広報担当者が思いを一つにして取り組んだ講座が高く評価され、公開後に数カ月間バズったことは、多くの学生の皆さんの役に立てたのだと嬉しく思います。新薬の開発など、製薬企業が社会にもたらす貢献の大きさが、学生の皆さんに少しでも伝わるよう、継続して情報発信に取り組んでいきます。
長谷川:「My CareerStudy」の講座掲載は私たちにとって初めての挑戦でしたが、入賞をいただいたとお聞きしたときは驚きと喜びで胸がいっぱいになりました。学生の皆さんから「職業選択の参考になった」「イメージが明瞭になった」という声をいただき、私たちの込めた思いがしっかり届いたことを実感しています。
――講座制作のエピソードをお聞かせください。
京川:今回は、研究開発系のキャリアを目指している理系学生向けの講座と、文理を問わず幅広い学生を聴講対象とする二本の講座を並行して企画しました。受賞した文理版は、理系だけでなく経営や経済、法務など多様な専攻の方々でも製薬業界で活躍できる場があることを伝えたい思いから制作したものです。MRと研究職という異なるキャリアを持つ若手の方々に登場していただき、学生の皆さんが「自分でも挑戦できる。挑戦してみたい。」と将来を重ねて想像できるよう工夫しました。視聴後の反応から、少しなりとも皆さんが将来を考える上での参考になったのではないかと感じられたのが一番の喜びです。
長谷川:講座では、MRと研究職の二人が就職活動時にどのように業界理解や自己理解を深め、製薬業界を選んだのかを語ってくれました。学生時代と現在を比較し「成長」と「変わらず大切にしている価値観」を浮かび上がらせる構成にしたのもポイントです。撮影当日は緊張しながらもご自身の経験を熱く、そして分かりやすく語ってくださり、その姿に私たちも大いに刺激を受けました。結果として、業界理解と自己理解の両方に役立つ内容を学生の皆さんにお届けできたのではないかと感じています。
――講座で学生に伝えたいこと、今後やってみたい講座があればお聞かせください。
長谷川:まずは文理を問わず幅広い学生の皆さんに業界への関心を持っていただき、「人々の生命や健康を支える」という製薬業界の社会的役割や魅力を知ってもらうことが大切だと考えています。視聴後に「視野が広がった」「文系でも活躍できると知った」という声をいただけたことは、私たちの思いが学生の皆さんに届いた証であり、大きな励みになりました。今後は一方通行ではなく、学生の皆さんと直接対話しながら理解を深め、より業界を身近に感じてもらえる企画にも挑戦していきたいです。
森:学生の皆さんには「My CareerStudy」の各種講座を通じて、製薬業界に限らず、さまざまな業界の意義や魅力に触れてもらい、自分は何がしたいのか、何があっているのかなどキャリアを考えるきっかけにしてほしいと思います。今後は業界や職種の紹介にとどまらず、私たちが描く製薬業界の未来も一緒に描きながら、学生の皆さんと共に将来を考えられる講座を形にしていけたらと思います。
学生へのメッセージ
森:くすりの開発の成功確率は約3万分の1と言われています。非常に厳しい道のりですが、私たちは諦めることなく、革新的な新薬を待つ方々のために挑み続けています。学生時代は自由に活動できる貴重な時期です。失敗を恐れず、さまざまな経験を積み重ねてください。そのプロセスを通じて、自分の強みや価値観が明確になっていくと思います。もしその先に製薬業界を選んでくださる方がいれば、これ以上嬉しいことはありません。
京川:製薬業界は、皆さんと対話を重ねながら共にくすりを創る「共創」という考え方を大切にしています。学生の皆さんは、私たちにとって「未来の共創パートナー」です。製薬業界について理解を深めてくださった皆さんが、薬の創り手であれ、薬の使い手であれ、私たちと一緒に「くすりづくり」に携わってくれる日が訪れることを楽しみにしています。これから先、共に社会に新しく素晴らしい価値を提供していけることを心から願っています。