大学生の一人暮らしにかかる費用はいくら?初期費用から生活費の平均、節約術まで紹介

大学生の一人暮らしにかかる費用はいくら?初期費用から生活費の平均、節約術まで紹介

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公開日
2026/01/30

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大学生の一人暮らしにかかる費用はいくら?初期費用から生活費の平均、節約術まで紹介

大学生になって一人暮らしを始める際、月々どのくらいの費用がかかるのか気になる人は多いでしょう。

月々の生活費はもちろん、新入生の場合は引越しや賃貸契約にかかる「初期費用」も大きな悩みどころです。なかには「日々の暮らしに余裕がない」「他の大学生はどうなの?」と不安に感じている人もいるかもしれません。

この記事では、大学生の一人暮らしでかかるお金について詳しく解説します。また、節約術やお金に関するスキルを高める方法も解説します。

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1大学生の一人暮らし、初期費用はどれくらい?

大学生の一人暮らし、初期費用はどれくらい?

晴れて大学生となり一人暮らしを始める際、気になるのは初期費用ではないでしょうか。ここでは、一人暮らしにかかる初期費用について解説します。

1-1賃貸契約の費用

大学生が一人暮らしを始める場合は、寮に入る場合を除き、賃貸物件に入居する必要があります。全国大学生活協同組合連合会の調査によると、新居に入居する際にかかる費用の平均額が195,200円(2025年の場合)とされています。

賃貸契約をおこなう際は、具体的に以下のような費用がかかります。

項目 内容 目安となる金額
敷金 家賃を滞納したときの担保として預けておくお金
退去時に返金されることになっているが、原状回復費が差し引かれ返金が0円になる場合も多い
家賃の1~2ヵ月分
礼金 貸主(大家)に対してお礼として支払うお金 家賃の1~2ヵ月分
保証金 関西などの地域で敷金や礼金の代わりに支払うお金
退去時には敷引と呼ばれる金額が差し引かれ、残金が返金される
家賃の3~6ヵ月分(うち敷引は2~4ヵ月分)
仲介手数料 不動産会社を介して契約した場合にかかる費用 家賃の1ヵ月分
前家賃 翌月分の家賃 家賃相当額
共益費 借主が共同で使う設備や施設の維持・管理にかかる費用
マンションやアパートで請求される場合が多い
家賃の5~10%程度
保証会社利用料 家賃を払えなくなった際に備えて契約する保証会社に支払うお金
近年では保証会社の利用を条件とする物件も多い
家賃と共益費を合計した金額の0.5~1ヵ月分
火災保険料 入居中の火災リスクに備える保険 2年間で2万円程度

上記の表はあくまで目安です。物件によっては以下のようなケースもあります。

  • 敷金や礼金がない
  • 大学や大学生協が提携する物件で家賃や手数料が抑えられている
  • 保証会社の利用を必須としていない

上記のいずれかに該当する物件を契約できれば、初期費用を抑えられます。条件のよい物件は早期に契約が終わってしまうので、早めの行動がおすすめです。

出典:全国大学生活協同組合連合会「新入生の保護者29,473 名から回答「2025 年度保護者に聞く新入生調査」概要報告」

1-2家具家電や日用品の購入費用

一人暮らしを始める際には、家具や家電、日用品などの購入費用もかかります。日用品は近隣の店舗で数百円程度の価格で調達できる場合も多いでしょう。

一方、家具や家電はまとまった出費となりがちです。先ほどご紹介した全国大学生活協同組合連合会の調査によると、新生活用品を購入する費用の平均額は319,000円(2025年の場合)にのぼります。

品目 目安となる金額
ベッド、寝具 15,000円~30,000円
テーブル 5,000円~20,000円
椅子 2,000円~5,000円
カーテン 2,000円~6,000円(窓の数によって変わる)
洗濯機 20,000円~50,000円
冷蔵庫 25,000円~60,000円
電子レンジ(単機能) 5,000円~20,000円

費用を抑える方法の一つに、家電量販店などが用意する新生活向け家電セットを購入する方法もあります。1点ずつ購入する場合と比べて少額で生活に必要な家電が揃います。

出典:全国大学生活協同組合連合会「新入生の保護者29,473 名から回答「2025 年度保護者に聞く新入生調査」概要報告」

1-3引越し費用

一人暮らしを始めるうえで、引越しは欠かせません。先ほどご紹介した全国大学生活協同組合連合会の調査によると、引越し費用の平均額は39,500円(2025年の場合)とされています。

なお、引越し費用は時期により金額が異なります。単身での引越し(荷物は少なめ)をおこなう場合の一般的な費用の目安は、以下のとおりです。

引越し距離 5月~1月(閑散期)の引越し料金 2月~4月(繁忙期)の引越し料金
50km以上200km未満(同一地方程度) 40,000円~50,000円 45,000円~65,000円
200km以上500km未満(近隣地方程度) 50,000円~70,000円 50,000円~100,000円
500km以上(遠距離地方程度) 60,000円~90,000円 65,000円~130,000円

特に3月は、大学合格者に加え、新入社員になる人や人事異動による引越しも加わるため、引越しの予約が取りにくい時期です。引越し代も高くなり、上記額よりも高い料金を提示されるケースも多いでしょう。どうしても3月に引越しを済ませたい場合は早めの行動が節約のカギです。

一方、5月、8月、11月、1月は引越し業者の閑散期です。「とりあえず最低限の物さえ用意できれば本格的な引越しは後日でもよい」という場合は、閑散期を狙って業者に依頼することもおすすめです。

2【データで見る】大学生の1ヵ月の平均生活費はいくら?

【データで見る】大学生の1ヵ月の平均生活費はいくら?

一人暮らしを始める前には、日々の生活に必要な費用も知っておきたいものです。

全国大学生活協同組合連合会の「第60回学生生活実態調査 概要報告」では、一人暮らしをしている大学生の生活費の平均額は117,470円(2024年の場合)となっています。以下では、生活費に含まれるものの内訳と地域による生活費の違いを解説します。

出典:全国大学生活協同組合連合会「第60回学生生活実態調査 概要報告」

2-1生活費の内訳

生活費の内訳は以下の通りです。

生活費の内訳 金額
食費 26,110円
住居費 56,090円
交通費 5,050円
教養娯楽費 13,870円
書籍費 1,500円
勉学費 1,300円
日常費 7,520円
電話・通信 3,320円
その他 2,710円

出典:全国大学生活協同組合連合会「第60回学生生活実態調査 概要報告」

ここからもわかるとおり、日々の暮らしに欠かせない食費や住居費が各項目のなかでも多くを占めています。また、教養娯楽費も1万円を超える額となっており、節約のポイントとなりそうです。

2-2地域による費用の違い

生活に必要な費用は地域によって異なりますが、特に住居費は地域によって大きな差があります。「新入生の保護者29,473 名から回答「2025 年度保護者に聞く新入生調査」概要報告」によると、地域別の平均住居費(2025年の場合)は以下のとおりとなっています。

地域 1ヵ月の家賃(部屋代・管理費含む)
北海道 49,900円
東北 50,800円
東京・埼玉・千葉・神奈川 69,900円
北関東・甲信越 44,000円
東海 52,300円
北陸 49,200円
京都・滋賀・奈良 58,500円
大阪・兵庫・和歌山 58,900円
中国・四国 45,500円
九州・沖縄 48,200円

出典:全国大学生活協同組合連合会「2025年度保護者に聞く新入生調査」

上記によれば、最も家賃が高い東京・埼玉・千葉・神奈川と、最も家賃が低い北関東・甲信越では、2万5,000円以上の差があります。一人暮らしを始める際には、あらかじめ進学する地域の相場を把握しておきましょう。

3大学生の収入源は?

大学生の収入源は?

次に、大学生の収入源についても見てみましょう。「第 60 回学生生活実態調査 概要報告」によると、2024年における大学生の収入源は以下のとおりとなっています。

収入源 金額
仕送り 72,350円
奨学金 19,140円
アルバイト 37,540円
定職 600円
その他 2,520円

※定職に就いている学生は少数であるため、平均額が低くなっています

上記の収入の合計は132,140円となり、そのうち仕送りは全体の54.8%と高い割合を占めています。一方、同調査では、収入と支出のバランスは以下のとおりとなっています。収入から支出(貯金含む)を差し引いた残金は数百円程度しかなく、毎月のやりくりにはあまり余裕がないのが実情と言えます。

項目 金額
収入合計 132,140円
支出と貯金・繰越金の合計 131,710円(うち「貯金・繰越金」は1万4,250円)

同調査では、仕送りを受け取っていない学生が全体の7%程度いることも明らかになっています。仕送りを受けていない下宿生の収入と支出は以下のとおりです。

項目 金額 備考
収入合計 123,190円 ・奨学金が66,540円と平均の約3.5倍
・アルバイトが47,960円と平均の約1.3倍
・収入合計は平均の93%
支出と貯金・繰越金の合計 125,350円 ・食費が23,500円(平均の90%)
・住居費が48,870円(平均の87%)
・貯金や繰越金は18,140円(平均の約1.3倍)

仕送りがない学生は、その分を奨学金やアルバイトを増やすことで補っています。また、食費や住居費を抑えることで支出を下げる工夫も見られます。

出典:
全国大学生活協同組合連合会「第 60 回学生生活実態調査 概要報告」

4大学生が一人暮らしをする際に知っておきたい節約術やコツ

大学生が一人暮らしをする際に知っておきたい節約術やコツ

ここまで、解説してきたように一人暮らしにはなにかとお金がかかります。一方、大学生の本分は学業ですから、社会人のように朝から夜まで働くわけにもいきません。そのため、一人暮らしをする際には節約や工夫をおこない、出費を抑える必要があります。

ここからは、出費を抑える5つの節約術やコツをご紹介します。

4-1教科書や教材は先輩からの譲渡や中古を活用する

授業に必要な教科書や教材は、決して安価とはいえません。何冊もそろえると数万円の出費となるケースもあります。特に医療系の学部では教科書代が高額になりがちです。

一方、同じ教員の授業であれば、教科書は毎年同じケースも少なくありません。そのため中古本でも対応できるケースは多いでしょう。親しい先輩から教科書を譲ってもらう、古本屋やフリマアプリを活用して中古本を購入するなどの方法で、上手に教科書代を節約しましょう。

ただし、教科書は数年おきに改訂されることがあります。版(バージョン)が違うとページ数や内容が異なる場合があるため、譲り受ける際は「授業に対応しているか」を必ずシラバスで確認することをおすすめします。

4-2食費は自炊と外食のバランスを考える

健康のためにはバランスの取れた食生活を送ることが重要ですが、授業やサークル活動が忙しいと自炊をする時間がないケースもあるかもしれません。そのような場合は、以下の方法を活用して上手に食費を抑えてみましょう。

  • 学食を活用する
  • スーパーのお総菜など中食を活用する(閉店前の値引きを狙うなど)
  • サラダ付きの定食などバランスが整ったメニューを選べる店を活用する

特に学食の活用はおすすめです。学外で営業する飲食店と比べ安価で提供されており、自炊よりは費用がかかるものの、栄養バランスが整った食事をとりやすい点が魅力的です。

大学によっては、時間帯や期間を限定して100円など安価で提供するケースもあります。テスト前などで忙しいときには、調理やあと片付けの手間を省けるメリットもあるでしょう。

4-3家賃・通信費などの固定費を見直す

家賃や通信費といった毎月の固定費を見直せば、毎月一定額の節約となるため効果的です。より安価な物件に引越す場合は、家賃だけでなく共益費なども含めたトータルコストで検討しましょう。

また以下の項目についても、より安価なプランがないか、普段使っていない場合は解約できないか検討してみてください。

  • 携帯電話での通信・通話料金
  • インターネット回線
  • 電気
  • ガス
  • 各種サブスクリプションサービス

学割プランが使える場合は、適用によりランニングコストを抑えられます。また、電気やガスの場合は、1つの会社にまとめるセット割のサービスもあります。携帯電話回線の場合は、格安SIMを選ぶことで月々のコストを数千円単位で下げられます。

4-4奨学金など学生向けの支援制度を利用する

一人暮らしで大学生活を送る際、実家から十分な仕送りがあるとは限りません。なかには仕送りなしで一人暮らしをする学生もいます。そうした場合、アルバイトをしなくても毎月一定額が支給される奨学金は強い味方となります。

奨学金といえば日本学生支援機構(JASSO)が有名ですが、他にも以下のように多種多様な奨学金があります。

  • 地方自治体の奨学金
  • 大学独自の奨学金
  • 民間団体の奨学金

奨学金の多くは、返済が必要な貸与型奨学金ですが、要件を満たすことで返済が免除される給付型奨学金もあります。情報を幅広く収集し、自分に合う奨学金を選びましょう。

奨学金の仕組みや日本学生支援機構(JASSO)の奨学金の適用要件については、以下の記事でも詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

また、奨学金を上手に活用するノウハウは以下の講座でも学べます。ぜひ併せてご覧ください。

4-5国民年金の学生納付特例制度を利用する

学生生活では、年金保険料の支出も悩みの種です。払わなくてよいなら払わずに済ませたいと思う人も多いのではないでしょうか。

国民年金は、学生納付特例制度を活用して在学中の年金保険料をゼロに抑えることが可能です。ただし、学生期間中の保険料は社会人になってから追納することができます。追納しない場合、将来受け取る年金額が減額される可能性があるため注意が必要です。

5一人暮らしは「お金の管理能力」を身に付けるチャンス

一人暮らしは「お金の管理能力」を身に付けるチャンス

マイナビの「大学生低学年のキャリア意識調査8月(2028・2029年卒対象)」によると、お金に対する将来の不安を感じている人は1年生で66.5%、2年生で72.2%にのぼります。

お金に関する不安を和らげるためには、収入の確保だけでなく、支出の見える化やマネーリテラシーを高めること、投資の実践も有効です。それぞれ詳しく解説します。

出典:マイナビキャリアリサーチLab「大学生低学年のキャリア意識調査8月(2028・2029年卒対象)」

5-1家計簿アプリで支出を見える化しよう

限られたお金を有効に使うためには、どの項目にどの程度のお金を使っているかを把握することが重要となります。

その対策としては、家計簿アプリの活用が有効です。1ヵ月単位で項目ごとの支出額を可視化でき、どの支出を削減できるかすぐにわかります。最近では、レシートを撮影するだけで自動的に分類し項目ごとに計算してくれる家計簿アプリも登場しています。

大学生の貯金事情については、以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

また、お金の使い方や管理方法は以下の講座でも学べますので、実践的に取り組みたい人はご活用ください。

5-2マネーリテラシーを高めておこう

節約に取り組むばかりでなく、お金に関する知識(マネーリテラシー)を広く高めることでも、お金の不安を減らすことは可能です。

  • 将来予測される支出のリストアップ
  • 就職後や老後まで見据えたライフプランの作成
  • いざというときに備える保険の種類
  • 税金や確定申告に関する知識

ファイナンシャルプランナーに関する代表的な資格である「ファイナンシャル・プランニング技能検定」の取得もおすすめです。3級ならだれでも受験でき、生活に役立つお金の知識を身に付けられます。

以下の講座でもマネーリテラシーを高められます。興味のある講座をぜひ受講してみてください。

また、大学生におすすめの資格や就活・キャリアへの活かし方については、こちらの記事や講座で解説しています。

5-3余裕があれば新NISAなど投資にも挑戦しよう

もしお金に余裕があるようなら、投資への挑戦も一つの方法です。投資商品には以下のようにさまざまな種類があります。

  • 投資信託
  • ETF(上場投資信託、株式と同じように売買できる)
  • REIT(不動産投資信託、不動産に投資して配当金を得る金融商品)
  • 外貨預金
  • 株式

特に新NISAは、利益に課税されることなく運用できることで話題です。生涯にわたって1,800万円までの非課税保有限度額があり、投資先の商品が限られる(投資信託、上場株式、ETF、REIT)制約はあるものの、効率的に資産を増やせる可能性があります。

投資や資産形成については、以下の講座で学べますので投資に興味のある人はぜひご覧ください。

6まとめ

調査結果を踏まえると、大学生が一人暮らしを始める際には50万円以上のまとまった金額が必要となるケースが多いと考えられます。一方、大学生の収入と支出のバランスを見てみると生活費にはあまり余裕がないという人もいることがわかります。

そのため、古本を活用して教科書代を抑える、格安SIMを使って携帯電話代を下げる、国民年金の学生納付特例制度を使うなどして支出を下げられるよう取り組んでみましょう。

加えて、お金に関する知識を身に付けることもおすすめです。家計簿アプリを使って無駄な支出を省く、投資に挑戦するなどしながら、よりよい学生生活を実現してください。

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執筆:My CareerStudy編集部

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